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オートミールを食べて腸内細菌のRoseburiaを働かせて酪酸を作りましょう!
ここまで短鎖脂肪酸(酢酸、プロピオン酸、酪酸)を産生するのに有効な食物繊維を取り上げてきました。今日は最終回で、昨日に引き続き「酪酸」です。 酪酸はこれまで、摂取すべき食物繊維として、レジスタントスターチ、ペクチン、フラクタンを取り上げま... -
短鎖脂肪酸の酪酸を産生するための食材として、‟らっきょう”は非常にいいようです!
今日も引き続き、短鎖脂肪酸の酪酸を産生するのに有効な食物繊維を取り上げます。 今日は「フラクタン」です。フラクタンとはフルクトース(果糖)の重合体でその末端にグルコース(ブドウ糖)を持つ多糖の総称で、イヌリンやフラクトオリゴ糖などがこれに... -
短鎖脂肪酸の酪酸産生に有効な食物繊維のペクチンについて!
今日は昨日の続きで、短鎖脂肪酸の酪酸を産生するのに有効な食物繊維である「ペクチン」を取り上げます。 ペクチンはりんごやバナナに含まれていますが、より多く含まれているのが柑橘系の果物になります。キンカンやザボン、柚子に多く含まれているのです... -
短鎖脂肪酸の酪酸産生に影響を及ぼす、レジスタントスターチについて!
今日は、腸内細菌が産出する短鎖脂肪酸の酪酸について、その産生に影響を及ぼす食物繊維やそれを含む食品、そして発酵に関与する腸内細菌について見て行きます。 ここまで短鎖脂肪酸の酢酸とプロピオン酸について見てきましたが、今日の酪酸と共通する部分... -
短鎖脂肪酸のプロピオン酸を腸内細菌が産み出すための、ヘミセルロースとはどのような食物繊維でどのような食品に含まれているのか?
今日は昨日の続きのコラムになります。昨日は、短鎖脂肪酸であるプロピオン酸を産み出すために影響を及ぼすβグルカンについて、具体的な食材や関与する腸内細菌について触れました。 今日はヘミセルロース(キシラン、アラビノキシラン)について見て行き... -
短鎖脂肪酸のプロピオン酸を産生するために、和食中心で食生活を送ると良いってほんと?
昨日は、腸内細菌が産出する短鎖脂肪酸の酢酸について、その産生に影響を及ぼす食物繊維やそれを含む食品、そして発酵に関与する腸内細菌について具体例を上げて見てきました。 今日は、短鎖脂肪酸のプロピオン酸について、同じように見て行きます。 プロ... -
短鎖脂肪酸の酢酸を生み出すには、水溶性食物繊維等を含むどのような食品を食べ、どのような腸内細菌が体内にいればいいのか?
今日は、腸内細菌が産出する短鎖脂肪酸の酢酸について、その産生に影響を及ぼす食物繊維やそれを含む食品、そして発酵に関与する腸内細菌について見て行きたいと思います。 ここで、短鎖脂肪酸が産み出されるまでの過程としては、菌の代謝リレーを念頭に置... -
エピジェネティクスの上書きを完全に消去して受精卵の状態に戻せば、『万能細胞』を作り出せる!ってどういうこと?
今日は昨日の続きで、エピジェネティクスについてもう少し深く見ていきたいと思います。 昨日のコラムでは、受精卵はエピジェネティクスが消去され、すべての種類の細胞になることが出来ることになる!と言うお話しでした。 要するに、エピジェネティクス... -
たくさんの種類の細胞を生み出す仕組みがエピジェネティクスです!
今日は昨日の続きのコラムになります。エピジェネティクスについてです。昨日簡単に触れましたが、今日はもう少し深堀いたします。 人や動物、植物などは元々は1個の細胞です。今日の画像のように細胞分裂を繰り返すことでたくさんの細胞になり、やがて1つ... -
腸内細菌が産出する酪酸が免疫機能を高めている以外に、DNAとの関りがあるってどういうこと?!
ここまでのコラムで、腸内細菌が産出する短鎖脂肪酸の酢酸とプロピオン酸について、それぞれの代謝部位や、生理的な役割について見てきました。 今日は、酪酸についてです。 画像は、DNA(デオキシリボ核酸)をイラストにしたものです。横の博士のような人...