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腸内のビフィズス菌は年齢とともに減少し、乳酸桿菌もいない日本人には、プロバイオティクスの継続的な摂取が必須です!
今日からプロバイオティクスについて深掘りしていこうと思います。 プロバイオティクスの代表的な微生物と言えば、まずは乳酸菌ですね!その乳酸菌の中で、乳製品を発酵するのに主役の位置にいるのが乳酸桿菌です。 乳酸菌と言ってもその種類は300くらいあ... -
プレバイオティクスとプロバイオティクスについて!
昨日まで連日にわたって、食物繊維について見て参りました。食物繊維はそのままでは、人の消化酵素で分解されずに消化吸収されることはありません。昔、食物繊維が無駄な栄養成分だと言われていたのはこのためです。 しかし、腸内細菌の存在が明らかになる... -
高分子の非発酵性食物繊維である‟フコイダン”を代謝分解できる日本人の食生活とは?
今日も引き続き、水溶性食物繊維の中で、腸内細菌がダイレクトに分解出来ない非発酵性食物繊維を取り上げます。 今日は「フコイダン」です。 フコイダンは海藻に含まれているヌメリ成分の1つになります。元々は高分子ですので、そのままでは腸内から消化... -
コンドロイチンを含む食品を食べると、本来のコンドロイチンの効果は期待できるのか?
今日も水溶性食物繊維でありながら、腸内細菌がダイレクトに分解出来ない非発酵性食物繊維を取り上げます。 今日は「コンドロイチン」です。画像は鶏の軟骨のから揚げです!画像で取り上げておきながらなんですが、私はあまり軟骨は好きではありません(笑... -
水溶性食物繊維が豊富な寒天を食べても、腸内細菌叢によっては意味がないかも知れないわけとは!?
昨日のコラムでは、食物繊維が‟水溶性食物繊維”と‟不溶性食物繊維”に分けられ、それぞれ‟発酵性食物繊維”と‟非発酵性食物繊維”に分けられるため、4つのパターンがあるのですが、そのうち、水溶性食物繊維で発酵性食物繊維のものを取り上げました。 今日は... -
水溶性食物繊維の中で発酵性食物繊維でもある、腸内細菌が最も喜ぶ食材とは?
食物繊維は‟水溶性食物繊維”と‟不溶性食物繊維”に分けられ、それぞれが、腸内細菌により分解される‟発酵性食物繊維”とダイレクトには分解されない‟非発酵性食物繊維”に分けられるのですが、要するに4つのパターンがあると言うことになりますね。 昨日のコ... -
不溶性食物繊維でも難消化性でんぷんやアラビノキシランは発酵性食物繊維に分類され、腸内細菌が代謝することで短鎖脂肪酸を産み出しています!
昨日は食物繊維の水溶性食物繊維と不溶性食物繊維についてでしたが、今日は、発酵性のものと非発酵性のものを取り上げます。 腸内細菌が菌の代謝リレーを経て、酢酸やプロピオン酸、酪酸などの短鎖脂肪酸(画像)を産出することは、これまでにお伝えしてき... -
牛などの草食動物はセルロースを腸内細菌が簡単に分解しますが、人の場合はそう簡単にはいかないんですよね・・・
ここまで連日にわたって、多糖類の食物繊維と多糖類以外の食物繊維について、様々な種類のものをピックアップして見て参りました。 どのような食材にどの食物繊維が含まれているかも触れてきましたので、一言で「食物繊維を摂取すべき!」では解決しないと... -
ダイエット効果があるとされる「キトサン」って何?
今日は、多糖類以外の食物繊維で、昨日ご紹介したキチン由来の「キトサン」についてです。 キトサンは化学構造式でいうと、アセチル基が取り除かれたもので、D-グルコサミンが直鎖状に重合した構造をしています。 キチンは一般的な溶媒に溶けませんが、キ... -
カニの外殻など甲殻類や節足動物の外骨格、きのこの細胞壁にも含まれている「キチン」とは?
今日も多糖類(糖が重合したもの)以外の食物繊維を取り上げます。<多糖類以外の食物繊維はフェノール化合物やグルコサミンを含むものを多糖類以外のものとします> 画像は、美味しそうなズワイガニです。このくらい新鮮なカニならお刺身なら口の中でとろ...