腸内細菌– category –
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免疫チェックポイント阻害剤に作用する腸内細菌(YB328株)について
今日のコラムは、昨日ニュースで大々的に取り上げられておりました、「免疫チェックポイント阻害剤の作用に関与する新たな腸内細菌(YB328株)を同定し、次世代のがん治療法への応用に期待」から見て行こうと思います。 免疫チェックポイント阻害剤と腸内... -
体内には3000種類を超える酵素が存在しているのですが・・・
今日からのコラムは、改めて、麹と酵母と酵素について、その違いを含め見て行こうと思います。 この3つの中で生き物は、麹と酵母になります。そして生き物でない酵素は生体内外における化学反応に対して触媒の働きをする分子と言えるのですが、もっと簡単... -
麴菌は冷凍保存してもその効能は維持されるのでしょうか?
昨日は麹菌飲料の話しをしておりましたが、その元となる種麹は、白麴菌(アスペルギルス・カワチ菌)でした。実用例としては、焼酎に広く使われており、白麴菌は黒麴菌が突然変異して生まれたものだとされています。 そして、日本で麹菌と言えば、日本の国... -
腫瘍マーカーの低下と白血球の数値改善につながった3つの要因とは?
今日のコラムは昨日の続きです。免疫チェックポイント阻害剤(テセントリク)と血管新生阻害剤(アバスチン)を投与し、腫瘍マーカーの数値が低下したこと、そして白血球の数値(免疫力を表す数値)が総じて改善されたことについてです。 1つ目は、化学療... -
リンパ球の中のNK細胞の働きについてと、血液検査の結果についても・・・
今日は、リンパ球の中でも自然免疫に属し、単独で体内を循環し高い殺傷能力でウィルスや癌細胞を攻撃するナチュラルキラー細胞(NK細胞)についてになります。 さきほど単独でと言う表現を使いましたが、そういえば先日ご紹介した映画「はたらく細胞」では... -
人間もドジョウのように腸呼吸できる可能性はあるのですが・・・
‟腸呼吸”について、昨日はドジョウを例にして腸呼吸と言うものが何かを捉えました。そこで今日は人に対しても人為的に腸に酸素を送りこめば、取り込んでくれるのかどうかを検証したいと思います。 まずは昨日のドジョウについて見ると、ドジョウは毛細血管... -
‟腸呼吸”っていったい何ですか?
おならの7割は空気説を検証していますが、今日は仮に腸に紛れ込んだ空気、正確には酸素はいったいどこに行くのだろう?ということを検証したいと思います。 ここまでの前提として、大腸には腸内細菌の9割が棲息し、そのほとんどが嫌気性で酸素があると生き... -
臭くないおならの原因を追究してみる!?
今日のコラムは昨日の続きになります。画像は今日は犬のイラストにしました。でも、内容は人のおならの話しになります。 昨日のコラムは、おならの7割は口から吸い込んだ空気が排出されているという説を疑問視する内容でした。もし仮にそうであるなら、食... -
腸内環境がいい時に出ると言われる臭くない‟おなら”について考えてみた
今日の画像は、いきなりの猫のおならのイラストです。ただ、コラムの話しは、猫ではなく人のおならについてになります。 腸内細菌とおならについては、私も以前から非常に疑問に思うところがありました。今日はそのあたりも含め、突っ込んでいきたいと思い... -
免疫チェックポイント阻害剤の奏効率を高めるためには、腸内細菌が重要になります!
今日は腸内細菌と免疫チェックポイント阻害剤の関係性について、少し整理してみたいと思います。 両者に共通するキーワードは‟免疫”ですね。腸内細菌は腸内に棲息し、免疫機能の維持に多方面から関わっています。 腸管免疫と言われますが、免疫細胞の7割は...