あなたの細胞を維持していて、生きていくために必須のナトリウム!

今日から身体にとって欠かすことの出来ないミネラルについて見て行きます。

まずは、馴染み深く、ミネラルの王様のような存在のナトリウムです。ナトリウムというと、まずは「塩」というイメージがわきます。

そして、食事をする際に、塩分量はとても気になるところです。塩分の摂取量は1日10ℊ未満に抑えてであったり、高血圧や慢性腎臓病の重症化予防には1日6ℊ未満にとか、とやかく言われます。

実際には、必要量を上回っても排泄されるため、日常的には過剰摂取の心配はありません。しかし、これが慢性的になると話は別です。当然、排泄しきれないものは蓄積される、そんな体質の人は注意が必要です。

ここまでくると、塩を構成しているナトリウムは‟悪い奴”のイメージを持ちがちですが、冒頭にも申し上げました通り、ナトリウムは生命活動に必須のミネラルです。

そもそも、ナトリウムは人の体内には100g(体重の0.1%強)ほどあり、1/3は骨に、残りの多くは細胞外液に含まれています。

細胞外液と言う難しい言葉が出てきましたが、細胞が活動するためには、その内外に水分が必要です。細胞の外の水分にはナトリウムが、中の水分にはカリウムが多く含まれています。

細胞膜にはこのナトリウムとカリウムを適正な濃度に保つ機能があるのです。ナトリウムを欠くと生命活動の基本単位の細胞が機能しなくなり生命活動が維持できなくなります。

調味料の塩以外に多くの食品にナトリウムは含まれているため、通常の食事をしていれば不足することはありません。

日本食は味噌や醤油をベースにしていますので、日本人は塩分を摂りすぎる傾向があると言われていますね。例えば、ラーメンをスープまで完食すると1杯7.3gの摂取量になり、一日の目標の摂取量近くになります。いくら過剰分は排泄してくれるからとはいえ、毎日、ラーメンを食べ続けるのは慎重にした方がよさそうです(その頻度に個人差はあります)。

*画像は岩塩です

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