プロバイオティクスの定義とやっぱりすごい発酵食品!!

これまでのコラムでプロバイオティクスとプレバイオティクスについては、何回も触れて参りました。ここで改めて、この2つの定義を確認する意味で、何回かにわたり書いていきたいと思います。参考にさせていただくのは、「食品免疫学事典」という、とてもわかりやく解説されている事典です。

まず、プロバイオティクス(probiotics)についてですが、1989年にイギリスの微生物学者 R.Fullerにより以下のように定義されました。

「腸内細菌叢のバランスを改善することにより、動物に有益な効果をもたらす生菌添加物」

そして、現在では、

「適正な量を摂取したときによって宿主に有益な作用をもたらす生きた微生物」

と定義されています。

ここで注目なのは、過去の定義も現在の定義も生きた微生物と謳っている点です。後に出て参ります、プレバイオティクスは死滅した細菌でもエサになるとしていて、細菌そのものよりもその成分が有効性を発揮することと対比すると、生きた微生物というところは重要な要素ですね!

実際には、プロバイオティクスの代表的な菌種は、Lactobacillus spp.の乳酸菌やBifidbacterium sppのビフィズス菌であり、これらの菌種を含むヨーグルトや味噌、ぬか漬けなど発酵食品(画像)に含まれています。

では、プロバイオティクスとなりうる条件とは?

さきほどの、生きた微生物からより詳しく条件提示されていますが、明日詳しく見て行きます。

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