低温殺菌した食材を食べること・・・

皆さんは、牧場でしぼりたての牛乳を飲んだことがありますか?

私の記憶では、ずっと前に飲んだことがあるような、ないような、ちょっと曖昧なのですが、テレビでは、そういえば絞ってすぐのものをグラスに入れて飲んでいたように思います。ずっと前の話しです。

少なくとも現在では省令で絞っただけの生乳を販売することは禁止されています。

牛乳に関しては以下の3つの殺菌方法を取るように定められています。

・低温保持殺菌法
・高温短時間殺菌法
・超高温瞬間殺菌法

です。

高温で熱を加えるほど、賞味期限は長くなります。要するに牛乳に潜んでいる菌をより殺すからです。

菌を殺すということは、悪い菌はもちろんですが、腸内細菌になりえるプロバイオティクスも殺すということになります。そもそも牛乳に含まれる菌がプロバイオティクスにはなりませんが、ソフトチーズ(ゴーダチーズ、ゴートチーズ)や、ザワークラウト(生のキャベツに乳酸菌を加え発酵させたもの)、そして味噌などは、低温殺菌されているものは、プロバイオティクスは死滅してしまいます。

低温殺菌とは、摂氏62度から摂氏65度までの間で30分間加熱殺菌する方法を言いますが、低温殺菌することで食中毒のリスクを大幅に減らし、貯蔵寿命を数日または数週間延長します。しかし食品の食感、風味、栄養価には影響します。そして、同時にプロバイオティクスも死滅すると言うわけです。

ちなみに日本では4つの牧場で厳しい検査のもと、特別牛乳(生乳)の販売が許可されています。

腸内細菌で言うと、以前に抗生物質で多くの腸内細菌が死滅してしまうという話しは致しました。

食材に関しても、殺菌処理するか否かによって、菌を生かすか殺すかの選択になるわけです。

プロバイオティクスも欲しいけど、食中毒を起こす悪い菌も気になる。

多少悪い菌が体内に侵入しても、ヒトは免疫機能があり腸内細菌もその働きをしてくれますが、ヒトによりその機能が弱い人はいます。

自分の体調、腸内細菌の構成比など、自分自身の現在の状態を良く知っておくことは必要ですね!

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