風邪の症状で、漢方薬が効いてるのか?西洋のお薬が効いているのか?を試してみた!

先日は便秘薬の漢方薬についてお話ししました。

今日は風邪をひいたときの対処法を書きたいと思います。

風邪対策としては、日ごろから免疫力アップするために、食事に気をつけるのは言うまでもありません。そして、その食事も自分の身体のためだけでなく、腸内細菌のために何を食べるかも非常に大事になります。乳酸菌や酪酸菌が免疫力アップに働いていますので、そのあたりのことは、また後日書きたいと思います。

それで、・・・ちょうど、2週間程前ですが、咽喉の痛みが出ました。いつも、風邪のひきはじめは咽喉からくる方ですので、「早めのパブロン!」で、ここまでの人生、風邪は乗り越えてきましたが、今回は漢方薬も併用することにしました。

7,8年前に咽喉が痛くて、挙句に声が出なくなりクリニックを受診したことがありました。私自身、医者にはほとんどかからないのですが、その時はさすがに声が出なくなり、仕事にも行けず電話も出来ないので、やむなく受診しました。

熱は37度ちょっとくらいで微熱でしたので、インフルエンザの検査もなく、抗生物質を処方されて終わりでした。帰ってから抗生物質を飲んで寝たら、速攻で治りました。

その時は、抗生物質が炎症部分の細菌を殺すだけでなく、腸内の腸内細菌も撃退してしまうことはまったく知りませんでした。よって治って良かったとしか思いませんでした。

今回、熱はなかったものの、いつもの咽喉の痛みより酷く、このままでは声が出なくなるのではと言う不安もよぎりました。声が出なくなると抗生物質を飲むことになり、これだけは避けたかったからです。

幸いにも、今回は漢方薬の知識がありましたので、まずは「麻黄湯」を投入し、咽喉の痛みと咳に効く「銀翹散」を飲みました。(画像は銀翹散に含まれる金銀花です)

そして身体のだるさがありましたので、「パブロン」も同時に服用しました。本当は避けた方がいいですが、対処療法に西洋薬は効きますね。

結果、「銀翹散」で咳は速攻でおさまりました。咽喉の痛みは2日ほどで楽になりました。

パブロンが効いているのか、銀翹散が効いているのかを知りたかったので、食事と食事の間に銀翹散、食後にパブロンを服用し、飲んだ後の経過を観察しました。

咽喉の痛みは銀翹散を飲んだとき収まりましたので、銀翹散が効いていたということになります。

その後、症状は咽喉が収まり、鼻水に移行しました。私の風邪のときのいつもの経過がそのままでました。そのタイミングで、銀翹散から小清龍湯に切り替えました。その時はもうパブロンは飲用しませんでした。

小清龍湯で鼻水は少し収まりましたが、鼻への刺激が強かったので、2回ほど飲んでやめました。

最後の方は、鼻水が止まらなかったですが、私の風邪のいつもの最後の症状ですので、気にせず過ごしておりました。

結論から言うと、漢方薬の効能は確かだなと言うことと、症状に合わせて何を飲むかの選択は大事だなと改めて思いました。

どうしても寝込むわけにはいかず、パブロンを服用しましたが、本来の免疫力で熱を出し、汗をかき、鼻水を出し切る。それが風邪対策としてはベストだと思います。パブロンを服用すると症状は一時的に収まりますが、風邪が長期化してしまいます。

もちろん、熱が40度になると話しは違います。体力が持ちませし熱証のリスクもあります。クリニックを受診し、坐薬や解熱剤を処方してもらわないといけません。

西洋のお薬と漢方薬は使い分けが大事だということで、今回は締めたいと思います。

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