食物繊維をエサにする腸内細菌!

いきなりの画像が”おでん”です!

冬の今の時期、無性におでんを食べたくなることってありませんか?!日本酒にも合いますよね!

ではどうして、食物繊維の話しなのに“おでん”なのか?

中に入っている具をご覧ください!そうです、こんにゃくです!

こんにゃくは、食物繊維が100g中、79.9g含まれていて、食材の中ではトップクラスで食物繊維が多い食材になります。

便秘がちな人は、食物繊維を摂りなさいなんて、言われたことはありませんか?

これ実は、正しいようで正しくないのです。

食物繊維は小腸で分泌される酵素では分解されず、そのまま大腸に送り込まれます。そこで、食物繊維を消化出来る人と出来ない人に分かれます。厳密に言うと、100:0ではなくて、食物繊維をエサにしている腸内細菌がどのくらいの割合いるかによります。

例えば、Prevotellaは食物繊維を分解する能力が高いと言われていますし、Ruminococcusはごぼうや豆腐類に多く含まれるセルロースの分解能力が高い菌です。

これらの菌を多く保有している人は、食物繊維をこなす能力も高く、おそらく便通もいいと思われます(もちろん便通はそれだけの要因ではありませんが)。

逆に、食物繊維をこなす腸内細菌が少ない人は、食物繊維ををたくさん摂ると、そのまま排出されればいいのですが、詰まってしまって便秘の原因にもなりえます。

自分自身がどのような腸内細菌の構成なのかを、まずは見てみるのがいいかと思います。

以前に酒粕の話しをしましたが、酒粕はその成分のレジスタントプロテインという食物繊維の働きをするたんぱく質が、脂肪分と一緒に便をさらいとると話しました。

便秘の方に、この話しをしたことは何度かあるのですが、「確かに便量が増える」と言う方と、「いや、変化がない」という方に分かれます。

おそらく、レジスタントプロテインをこなす腸内細菌のあるなしで、効果はまったく違うものになっているのでしょう。

やはり、腸内細菌を見極め、その人その人に合った食事を考えていく必要があるということですね!

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