種レベルで見た Bifidobacterium(ビフィズス菌)について

昨日の画像は、ヨーグルトをしっかり摂取して腸活をするお姉さんの画像でした。今日は、プロバイオティクスのヨーグルトとプレバイオティクスのオリゴ糖を同時に摂取するお姉さんの画像です。

同じお姉さんですが、一日でレベルアップしてます!いいですねぇ~!!

ところで、昨日は Bifidobacteriumの属レベルと種レベルの話しをしました。

今日は、その種レベルの Bifidobacteriumを具体的に見て行きたいと思います。

まず、Bifidobacteriumの中でもメジャーなのが、Bifidobacterium bifidum(ビフィドバクテリウム ビフィダム)です。ヤクルトの研究所によれば、胃の健康に寄与する検証結果が得られています。また、中性脂肪コレステロール、血糖値を下げる効果があり、整腸剤に含まれている腸内細菌の1つです。

次に、Bifidobacterium bifidum(ビフィドバクテリウム ブレーベ)を見ていきましょう。この菌は、桿菌でY字型ですが、特に短いのが特徴です。ブレーベは短いと言う意味です。乳児の大腸に多く棲みついていますが、これは、乳児の腸内での増殖に必要な遺伝子を保有しているためと言われています。便秘改善に効果ありです。免疫力を高めたり、メタボ効果もありますが、胃酸に強く生きたまま腸まで届きます。免疫機能が弱い赤ちゃんを病原菌から守ります。乳児は腸内細菌の種類も数もまだ少ないため、ビフィドバクテリウム ブレーベが守ってくれているんですね。人の身体は本当に不思議です。

Bifidobacterium longum(ビフィドバクテリウム ロンガム)は、ヨーグルトに多く含まれている菌です。ビフィズス菌BB536やビフィズス菌JLB01など、乳製品メーカーが開発した菌になります。「ビオチン」と言う、有益な物質を作る細菌と消費する菌がいて、ビオチンはアトピー性症状の緩和や頭髪の発毛に関係していると言われています。抗生物質服用後などの腸内環境が乱れているときに、ビオチンを消費する細菌(ビフィズス菌JLB01など)を摂取していると腸内のビオチンが枯渇してしまい、身体に悪影響を与えてしまいます。

Bifidobacterium adolescentis(ビフィドバクテリウム アドレスセンティス)は、ビタミンを合成したり免疫力を高めたりする効能があり、身体に悪影響を及ぼす「シュウ酸」を分解します。青年期以降の大人の腸管内で多く見つかっているビフィズス菌です。「adolescence」は青年期を表す英単語です。

最後に、Bifidobacterium infantis(ビフィドバクテリウム インファンティス)はストレス軽減作用があります。体内の免疫機能を調節(インターロイキン17という成分←これはたんぱく質)の産出量を減らすことで、免疫のバランス調整をはかります。

これらは種レベルで見たBifidobacteriumですが、世界の国々の研究者が様々な腸内細菌の特徴を懸命に調べて、論文を書き、多くの研究者と情報共有しています。いま、もっともトレンドな研究分野と言っても過言ではありません。

明日は、具体的なこれらの菌を使ったヨーグルトを見ていきます。

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