Bifidobacterium(ビフィズス菌)って、どんな菌???

昨日までずっと続けて乳酸菌の話しでしたので、今日はBifidobacterium、ビフィズス菌についてお話ししたいと思います。

以前に少しだけ、ビフィズス菌については触れたことがありました。ビフィズス菌の形状がY字型をしているのは、桿菌の先が分岐しY字型になっていると・・・。そして、Bifidはラテン語で分岐を意味する言葉だと言うのもお伝えしたと思います。

私自身ビフィズス菌が全体構成比の0.3%しかないことが腸内細菌検査で判明してから、ビフィズス菌を増やすため(2,3日でも大腸に滞在してもらうため)毎日食べている“グリコの Bifixヨーグルト”のBifixも分岐からネーミングされてるんですね!?

そもそもビフィズス菌は人にとってどのような効能があるのでしょうか?

いくつかの効能があるのですが、まずは善玉菌として腸内環境を整えてくれます。そしてエサとなるオリゴ糖などを摂取、そして利用し、酢酸や乳酸を産出します。

また、腸内phを低く保ち、腸内を酸性にして他の菌が増殖しないように抑制する働きがあります。

ただ、年齢とともにその数は減少を続け、20代で約20%くらいあったものが、50代では5~8%になると言われています。実際、私どもの腸内細菌検査結果においても、年齢による減少は顕著に見られ、4歳の子が25%保有していたのに対し、年齢がいくに従い保有数は見事に下がっています。私の場合は、年齢もそれなりにいってますが、0.3%はかなり低い数値です。ここはなんとか、Bifixヨーグルで改善しないと・・・ですね。

例外は50歳の男性でも見られ、ビフィズス菌の構成比が14.5%という方もいらっしゃいました。話しを聞いてみると、子供のころから野菜が好きで、頻繫に野菜を食べていたとのこと。その影響が半世紀近く経た今でも残っているのですね。食生活習慣というのは嘘をつかないと言うことです!

その他の効能としては、腸内の酪酸菌に働きかけて酪酸の産生を促しています。これにより、生み出された酸によって、大腸菌やクロストリジウム菌などの悪玉菌の増殖を抑えています。

また、ビタミンB類やビタミンKも産生していると言われています。

まとめると、食生活において、プロバイオティクスであるビフィズス菌を摂取しつつ、そのエサとなるオリゴ糖(プレバイオティクス)も同時に摂取することで、腸内環境が整えられる!と、言うことですね!!

では、明日は、Bifidobacteriumの属レベルの話しから、Bifidobacterium bifidumと言った種レベルの話しをしていきたいと思います。

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