ビタミンは体のなかでは、どんな役割を担っているのか?

最近ちょくちょく、酵素の話しが出て参ります。体にとって生命を維持する上でも非常に重要な働きをしている酵素、この酵素の話しは、後日詳しくお話しするとして、今日はこの酵素を補助するビタミンについて書いてみたいと思います。

これまでのコラムで、3大栄養素(炭水化物、たんぱく質、脂質)については見てきました。今日はこの続き、5大栄養素に含まれるビタミンです。

ビタミンは、3大栄養素の炭水化物、たんぱく質、脂質ほど多くの量は必要としないものの、ビタミンが欠乏すると体の調節機能が著しく衰えることになります。

そして、このビタミンは、体内ではほとんど合成できない有機化合物(主に炭素を含む分子・・画像)なのです。

食物から摂取できるビタミンはごくわずかですが、体内では酵素のはたらきを助ける「補酵素」としての機能を有しています。

例えば、ビタミンB2やナイアシンは、炭水化物、たんぱく質、脂質からエネルギーを取り出す反応をになう酵素の働きを助けたり、葉酸がDNA合成の酵素や赤血球をつくる酵素の補酵素として働きます。(Newtonより引用)

このように、人が生きていく上で必要とされている13種類のビタミンは、それぞれが様々な機能を有しており、そのビタミンを含む食品をバランスよく摂取する必要があると言うことです。

食べ物に含まれているビタミンは、炭水化物やたんぱく質と結合しており、そのままでは体内に吸収されません。

炭水化物(糖質)はアミラーゼという酵素、たんぱく質はプロテアーゼという酵素が分子レベルにまで分解し、血中に栄養素として溶け込ませることは、これまでのコラムでお伝えしましたが、ビタミンにおいてもこれら炭水化物やたんぱく質と分離し、吸収させる必要があるのです。

13種類のビタミンの働きや食材については、また詳しくお伝えできるかと思います。

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