いま医療介護分野で注目されている食物繊維「グァーガム分解物(グァー豆食物繊維)」とは何か?

昨日から食物繊維の種類とその食物繊維を含む食材を取り上げていますが、今日は2日目になります。

今日は多糖類で側鎖のあるもの「ガム」についてです。

このガムの中で特に最近注目されているのが、‟グァーガム”で、化学的には主鎖がマンノース、側鎖がガラクトースで、電荷を持たない水溶性高分子に分類されています。

グァーガムは、インド・パキスタンなどの乾燥した地域で採れる「グァー豆」(画像)から作られ、水に溶かすと少量でも非常に高粘度になる成分です。

このグァーガムを酵素分解で低粘度化した食物繊維が、グァーガム分解物(グァー豆食物繊維、PHGG)と言われるものです。

グァーガム分解物は、いま医療介護分野でも注目されている食物繊維で、下痢や便秘を繰り返す症状の患者さんが摂取することで、改善効果が見られるようです。

もちろん、この改善効果は腸内細菌がグァーガム分解物を利用し、最終的に短鎖脂肪酸を産み出しているからに他なりません。

最近ではサプリメントも売られていますが、食材としてですとグァー豆をバター炒めして塩、胡椒をかけるだけで、とてもシンプルに食べることが出来ます。

グァー豆がインド・パキスタンで摂れることから、カレーに加えるのも相性がいいようです。

ただ、画像のような摂れたてのグァー豆を日本で入手するのはほぼ困難です。さやのついていない、豆だけを選別したものは通販で入手可能です。

ご興味のある方はお試しください!

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