アドレナリンを出すためにビタミンB6を摂取する?!ってこと?
ビタミンB群を詳しく見て行くシリーズ、今日はビタミンB6です。科学名でいうと、ピリドキシン、ピリドキサール、ピリドキサミンの3種があり、これらは相互に変換し、同じ働きをすると言われています。
そして具体的にビタミンB6は、たんぱく質の代謝と神経伝達物質の合成を促す働きをしています。
まず、たんぱく質の代謝ですが、たんぱく質を摂取すると酵素の働きでアミノ酸に分解されることは、これまでのコラムでも何度も出て参りました。分解されたアミノ酸を利用して体に必要なたんぱく質が作り出されます。
ビタミンB6は、この過程で必要な酵素を助ける補酵素の役割を担っています。
また、糖質や脂質が不足した場合やたんぱく質の合成に必要量以上のたんぱく質を摂取した場合などは、たんぱく質はアミノ酸からさらに分解されてエネルギー源になります。この過程でもビタミンB6は働きます。
次に神経伝達物質の合成ですが、セロトニン、ドーパミン、アドレナリンという言葉は、一度は耳にしたことがありますね。これらは、脳の神経細胞の間で情報の橋渡しをしている物質で、神経伝達物質といいます。この神経伝達物質の合成を促進する作用があります。
では、何を食べればビタミンB6が摂取できるのか?ですが・・・、画像はまぐろを解体する様子です。そうです!まぐろやカツオなんですね。
もう連日、まぐろ、かつおと美味しそうなお魚が出て参りますが、ビタミンの栄養価は豊富です。
ちなみにクロマグロ(赤身)のビタミンB6含有量は、100gあたり0.85㎎です。ししとうがらしもビタミンB6を含有していますが、100gあたり0.39㎎ですから半分以下になります。
動物性の食品を摂取すると栄養価は豊富ですので、健康にとっては欠かせない食材です。ただし、腸内環境によってはNGの場合もありますので、注意が必要です。
ビタミンB6が不足すると、神経障害や皮膚炎になることが知られています。効能とは逆の症状がでやすいということですね。
昨日は、かつおのたたきで日本酒で晩酌?!今日のおともはまぐろですね、やっぱり!?(笑)
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