アボカド(鰐梨)を中医学(東洋医学)の観点から見たのですが・・・

今日はアボカドを中医学(東洋医学)の観点から見ていきます。

と、いいながら画像は‟ポキ(poke)”と言うハワイのローカルフードを載せました。まぐろの刺身を小さくカットししょうゆや食用油をベースにつくった調味料を漬け込んだ料理です。

この画像を見ると、美味しそうですね。昔、ハワイで食べたような食べてないような気がしますが、昨日のコラムでのアボカドは美味しくないは訂正させていただきます?!(笑)

では、中医学の話しになりますが、アボカドはペルーやメキシコが原産のフルーツで、中国は今でさえ雲南省で作られているとは言え、ひと昔前までは輸入に頼っていました。

日本には1915年前後にアメリカから輸入されたと言いますし、現在では中国も日本を抜いてペルーからの最大の輸入国となりましたが、かつては日本の方がたくさん輸入していたようですから、日本人の方が先にアボカドにありついていたのではと推測されます。

前置きはこれくらいにして、中医学の食薬としては、かなり時代を経てからですから、アボカドが食薬として認識されたのは、ごく最近になってからではないかと思います。

と言うか、中国の長い歴史の中でアボカドは存在しなかったと言うことになりますね。

私が中医学を学び、薬膳を勉強していたころに、アボカドを食薬として認識したことはなかったです。当時の教科書にも記載されてはいません。

ただ、ネットで調べてみると、気を補う食材で、帰経は脾と肝だと伝えているものもあります。生薬名ではなく和名は「鰐梨」と呼びますが、このワニナシで調べても中医学では明確に記載されているものはありませんでした。

かつての中国では認識されなかった食材ですが、後にその効能に気づき、ペルーからたくさん輸入し雲南省でも作られるようになった。そんなところでしょうか。

中医学では明確になりませんでしたが、慢性炎症を防ぐための抗炎症作用を持ち、植物性脂質のオレイン酸が豊富で、食物繊維も水溶性、不溶性がバランス良く摂取出来る、腸内細菌にも優しい食薬であることは間違いないようです。

美味しくないなどと言ってないで、ハワイを思い出しながら、ポキに挑戦してみたいと思います。

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