インスリンの感受性を高めたり、抵抗性を高めたりしている腸内細菌はこれだ!

昨日のコラムでインスリンの感受性を高めたり、抵抗性を高めたりする腸内細菌がいるというお話しを致しました。
具体的に言うと、Alistipes(アリスティペス)がこれに当たりますが、私たちが行う腸内細菌検査でこのAlistipesが極端に多い方というのは見られないのですが、構成比で言うと2~3%前後持っている方は、いらっしゃいます。少ない方は1%に満たない方が多いです。
Alistipesを2~3%所有されている方の特徴は、やせ型の方が多いなという印象です。やはり、糖質をインスリンで消化して血糖値を抑えるため、肥満にはつながらないのかも知れないですね。
もう一つ、インスリンの感受性を高める菌でBacteroidesが上げられますが、痩せ菌とは呼ばれてはいるものの、多い方でも太っている方はおられますし、デブ菌、痩せ菌の定義は当てはまらないのではと言う印象です。
BacteroidesというとPrevotellaと対比しますが、どちらが優勢であってもデブ菌、瘦せ菌とは言い切れないのではと思います。
逆に、抵抗性を高める菌でDoreaという菌が上がっていましたが、こちらも平均的に皆さん所有はされてはいますが、こちらも2~3%前後の方が多く、インスリンの抵抗性が高いため糖尿病の傾向にある方とは言い切れないように思います。ただ、AlistipesもDoreaともに3%前後所有されている方もいらっしゃって、インスリンという意味ではバランスが取れているとも言えますね。
最後のBlautiaについては、インスリンの抵抗性を高めるとありますが、こちらの構成比は10%前後の方が多く、お味噌など麹を好物とする菌ですので、和食を食べる日本人には多い菌なのかも知れません。多い方で16%所有されている方もいますが、この方自身は糖尿病ではありませが遺伝的に家系に糖尿病の方は多いらしく、Blautiaが多いことは今後注意すべき点かなと思います。そして麹などの発酵食品は控えめに摂取すべきかも知れません。
ただ、Blautiaがインスリンの抵抗性を高めるため血糖値が上昇しがちです、それは言い換えると余剰な糖分をBlautiaが食べて増殖しているとも言えますね。
ちなみに先ほどの16%所有されている方は痩せ型の体型の方です。ファーミキューテス門は51%の方ですので、腸内細菌的には、良い構成比の部類に入る方だと思います。
いずれにしても、自分の腸内細菌構成比を知って、現在の状態を知り、それを踏まえて食を考えることが必要かなと思います。
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