‟エリンギ”が中性脂肪を消化吸収する酵素のリパーゼを抑制していたとは!?
‟体にとって必要なものとは何か?”を食から探求するシリーズのきのこ編を連日お送りしています。今日は画像の『エリンギ』です。
エリンギは見た目で言うと、どう見ても日本のきのこという感じは致しません。ヨーロッパあたりで採取されて、フレンチやイタリアンに使われる食材というイメージですが、やはり元々の原産地はイタリアや南フランスなど地中海沿岸から中央アジアにかけて分布するきのこで、ヒラタケ科に属します。
日本で初めて栽培されるようになったのは1993年と言われています。
気になるエリンギの有効成分ですが、中性脂肪の体内への吸収を抑制する働きがあると言われています。これは、中性脂肪を小腸で消化吸収するリパーゼ(酵素)の働きを弱めているからです。
またエリンギには、きのこでもトップクラスの食物繊維含有量を誇り、腸内細菌のエサとなり、便秘解消やコレステロールを下げる働きをします。他にも疲労回復のビタミンB1や動脈硬化予防のビタミンB2も多く含まれます。
そして、病原細菌やアレルギー物質が侵入の際に免疫物質であるIgA抗体がつくられ、病原菌などと結合し体を守る免疫機能を人は持っていますが、エリンギはこのIgA抗体を増やす働きがあります。
これまでに出てきた、きのこの有効成分のβグルカンには免疫細胞を活性化させ免疫力を高める効果がありますが、免疫力を高めることで花粉症や、インフルエンザにもその効果が期待できます。
今までいくつものきのこを見て参りましたが、健康を維持していくには、きのこはあなどれませんねぇ~
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