オートミールを食べて腸内細菌のRoseburiaを働かせて酪酸を作りましょう!

ここまで短鎖脂肪酸(酢酸、プロピオン酸、酪酸)を産生するのに有効な食物繊維を取り上げてきました。今日は最終回で、昨日に引き続き「酪酸」です。

酪酸はこれまで、摂取すべき食物繊維として、レジスタントスターチ、ペクチン、フラクタンを取り上げました。今日は、ヘミセルロースになります。

ヘミセルロースは、プロピオン酸のところで取り上げました。その食材としては、穀物ふすまを上げていました。

穀物ふすまについては、2025年4月3日のコラムをご覧ください。

今日は、ヘミセルロースを含む穀物ふすまをエサにして、菌の代謝リレーが行われ、酪酸を産生するRoseburiaを取り上げます。

RoseburiaはFaecalibacteriumと並んで、主要な酪酸産生菌の1つです。私たちの腸内細菌検査でも36種類の腸内細菌構成比を検出しデータで表しますが、その中で8種類ほどが酪酸産生菌で、FaecalibacteriumとRoseburiaは特に注目されている酪酸産生菌となります。

私自身で見ると、Faecalibacteriumは12.13%、Roseburiaが2.88%とRoseburiaも比較的多く所有しているようです。

Roseburiaは、ほとんどの方が所有されていて、まったく無いと言う方は、あまりいらっしゃらないようです。だいたい構成比としては少ないのですが、1~3%くらいまでが多いようです。

よって、栄養分も豊富な穀物類の外皮である‟ふすま”を摂取することは、多くの方が酪酸を産み出すことになり、有益なのではと想像できます。

画像はオートミールです。私もよく朝食で摂るようにしています。

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