スルフォラファンで炎症を抑えるカリフラワーを中医学の視点で見てみた!

今日はカリフラワーを中医学(東洋医学)の視点で見て行きます。
中医学ではブロッコリーがカリフラワーの原型として認識されているため、同一の効能があるものとして捉えていきます。
カリフラワーは気を補い、臓腑機能を増強し、気虚証を治療する補気類に属します。帰経が腎、脾、胃であることから、脾気虚や腎気虚の場合に用いられる食薬です。
例えば、脾気虚の場合の症状としては、疲れやすく、顔色が悪く、食欲不振、下痢などの時、また腎気虚の場合は、足腰のだるさ、無気力、頻尿、下痢などの症状が現れます。
ただ、疲れやすいや、顔色が悪い、食欲不振、無気力、下痢などは、気虚から来ているかどうかを判断するのは難しいです。頻尿は腎が影響しているのかなと予想しやすいですが。
よって、断定することは出来ませんが、あくまでも食薬の範囲ですので、このような症状の時にカリフラワーを摂取することが他に健康被害を及ぼすこともありませんので、摂取してみることに問題ないかと思います。
五気六味で見ても平性で甘味ですので、温めるでもなく冷やすでもありませんので、使いやすい食薬です。
カリフラワーに含まれる、炎症を抑えるスルフォラファンの働きが、中医学で認識されていたかどうかはわかりません。
ただ、脾や腎、胃に入ることで、胃腸や消化器系の不調を抑えることから、慢性炎症を防ぐ食薬とも取れなくもないですね。
画像は、カリフラワーやブロッコリー、人参など健康的な野菜が献立されています。私も定期的に摂取したいと思います。

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