ブロッコリーとカリフラワーはどう違うのか?

昨日のコラムではブロッコリーとブロッコリースプラウトを比べて、スルフォラファンを摂取するにはどちらを食べるべきか?についてお伝えしました。

結果はどちらも飽きないように食べるべきと言うことになりましたが、ブロッコリースプラウトを大量に食べることは難しいので、この結果は致し方ないのかなと思います。

それで、今日は例によって中医学から見たブロッコリーをお伝えしたいと思います。

ちなみに、ブロッコリースプラウトはいつの時代から食材として食べられたのかは不明ですが、中医学ではその効能の認識はないようです。

そして、中医学ではブロッコリーはカリフラワーとして識別されています。ブロッコリーはカリフラワーの原型だと言う認識です。よって、ブロッコリーとカリフラワーの違いをまずは認識したいと思います。

画像を見ていただくと、左がカリフラワーで右がブロッコリーです。

両者を比べてみると、どちらもケールから分化したもので、同じアブラナ科の野菜です。βカロテンがブロッコリーは810μg(可食部100g当たり)に対し、カリフラワーは18μgしかありません。

先日のコラムで、青梗菜を取り上げたときにβカロテンの含有量が600μg以上のものを緑黄色野菜と定義されるとお伝えしましたが、まさに今回のブロッコリーについても810μgですので緑黄色野菜に区分されます。そしてカリフラワーは緑黄色野菜からは外れ、その他の野菜に区分されます。

その他の栄養素を見ても、ブロッコリーはビタミンCが120㎎に対しカリフラワーは81㎎、葉酸においてもブロッコリーが210μgに対しカリフラワーは94μgなどで、その他の栄養素も含め、いずれも栄養価が高い食材ということになります(KAGOMEのホームページから一部引用しています)。

そして、冒頭で中医学ではブロッコリーはカリフラワーの原型だとお伝えしました。

カリフラワーの原産地は地中海沿岸とされ、野生種のケールから分化したものがブロッコリーで、ブロッコリーが突然変異により白化したものがカリフラワーといわれています(こちらもKAGOMEのホームページから)。

仮にこの説が元となっているのであれば、中医学でブロッコリーをカリフラワーとして認識することは、間違いではなさそうです。

ただ、先にも述べた通り、ブロッコリーとカリフラワーでは栄養素の種類も含有量も違い、同一視していいものかどうかは疑問が残ります。

ちなみにスルフォラファンはカリフラワーにも豊富に含まれています。

明日は、中医学の視点で見て行きます。

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