ヨウ素と言えば、まずは甲状腺が思い浮かびます!
今日もミネラルを一つずつ追いかけるシリーズです。今日はヨウ素です。
もうヨウ素と言えば、甲状腺が真っ先に思い浮かびます。甲状腺ホルモンをつくる材料として甲状腺にほとんどが存在しています。
甲状腺とはのどのところにある指先程度の臓器です。
食事から摂取したヨウ素は胃と腸で吸収され、吸収率はほぼ100%だと言われています。そして、血液から甲状腺に取り込まれます。
海藻類に多く含まれているため、日本人は海藻類の摂取が多いため、欠乏することはないと言われています。腸内細菌も海藻類をエサにしますから日本人の腸内細菌構成に影響を与えているのですが。
特に、真昆布(画像)に多く、なんと100ℊ中200000㎎もヨウ素が含有されています。ひじきが45000㎎ですからおよそ5倍弱ですね。
日本では真昆布は出汁に使われることが多いため、そのままヨウ素を摂取できるわけではありませんが、前述のとおり欠乏することは無さそうです。
ヨウ素は摂り過ぎても甲状腺に異常をきたすようで、昆布の摂取量の多い北海道では、甲状腺腫の症状がみられたようです。
ヨード卵はスーパーなどでよく見かける卵ですが、これは鶏に海藻粉末を含ませたエサを食べさせ、ヨウ素が含有されるというものです。卵一個に0.6㎎ほど含まれています。
日ごろは気にする必要のないミネラルですが、甲状腺に何らかの異常が出た際には、ヨウ素の摂取量の多い少ないは気にした方がよさそうです。
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