ヨーグルトと一緒に甜菜に含まれるビートオリゴ糖を摂取して効率よく腸活しましょう!

連日、難消化性オリゴ糖を取り上げていますが、今日は3日目で「ビートオリゴ糖」についてです。

ビートオリゴ糖は別名ラフィノースとも呼ばれ、日本では寒冷地の北海道でしか摂れない甜菜から抽出されたオリゴ糖です。

甜菜と言えば、砂糖の原料になるホウレンソウの仲間のヒユ科の植物です。ただ、葉の部分を砂糖にするのではなく、糖分が蓄積された根の部分に水を加え煮詰め、水分に溶けさせて、濾過、凝縮させて結晶を作ります。これが甜菜糖(画像)になります。

同じ砂糖の材料となるサトウキビは茎を絞って甘い汁を摂りますので量が限られるため、甜菜の方が砂糖が効率よく作られることになります。

2024年4月9日のコラムで甜菜糖に含まれるオリゴ糖と腸内細菌の関係、そしてこの時は、甜菜根として中医学の薬膳の視点からも考察していますので、ご覧いただければと思います。

話しをビートオリゴ糖に戻しますが、ビートオリゴ糖は甜菜糖に含まれるショ糖の腸内で消化吸収できるところではなく、オリゴ糖として大腸に運ばれるビートオリゴ糖に注目が集まっています。

甜菜の天然原料であるビートオリゴ糖ですが、人工的な生成プロセスは、まず、原料となるテンサイを砕き糖分を抽出、得られた糖液を精製し、特定の酵素を加えてオリゴ糖を生成することになります。

言うまでもなく、ビートオリゴ糖を体内に有効に働かせるためには、腸内細菌の力が必要です。

ヨーグルトにかけて食べると効果的なのは、乳酸菌がビートオリゴ糖をエサにして、菌の代謝リレー、すなわち次の菌にバトンを渡し、酪酸や酢酸などの短鎖脂肪酸を形成するするからですね!

日常の食生活で甘味が砂糖の7割と言われる甜菜糖に変えてみるのもいいのかも知れませんね!

追記:甘味が砂糖の7割を占めるのは大豆オリゴ糖の誤りでした。訂正いたします。

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