中医学で見たスイカは利尿効果があり、熱を取り除く、清熱瀉火類の食薬です!

今日は中医学の視点からスイカがどう捉えられているかを見て行きます。

前回の慢性炎症を防ぐ抗炎症作用のある食材はトマトでしたが、このトマトはリコピンの含有量が豊富で、そのリコピンが抗炎症作用をもたらしていると言うことでした。

リコピンに関してはトマトの1.5倍スイカの方が多く、抗炎症作用も強いはずです。

中医学においては、食薬としては体内の熱を取り除く清熱類で、トマトと同じですが、清熱瀉火類のスイカに比べ、トマトは解毒作用も有する、清熱解毒類に属していました。中医学ではより強い作用があると認識されています。

ただ、性味については、トマトが微寒性だったのに対し、スイカは寒性で強く作用します。また甘味なのは同じです。

スイカの帰経は、心、胃、膀胱となり、利尿効果があることが最大の特徴とも言えます。これは、栄養学の観点から見ると、カリウムが豊富なため体内の余分な水分を排出するとされます。

清熱解暑の効能については、熱を取り除き、寒性の特性により暑さによる不調を和らげると言うものです。

除煩止渇の効能については、わずらわしさを除き、口の渇きを止めると言うことになりますが、これはスイカが95%は水分で構成され、暑さで失われた体液を効率よく補給するところを意味します。

スイカが急性の炎症を抑えるという意味で、熱を取り除き、水分補給し、利尿することで排出することは理解できそうですが、慢性炎症を防ぐと言う視点では、中医学は必ずしもそのように捉えているとは言い難いのかなとも思えます。

今日の画像は、盛岡のご当地グルメ「盛岡冷麵」です。しっかりミニトマトも入っていて、清熱効果は抜群です。暑い夏にはぴったりですね!とても美味しそうですので、今の時期でも部屋を暖かくして食べたくなる一品ですよね!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

CAPTCHA


目次