今年の7大テーマの第6位「腸内にこんなにたくさんの腸内細菌が棲息しているとは?!」
私が今年(2024年)コラムに掲載したものの中で、‟これ!”というものを7つのテーマで昨日からピックアップしています。昨日は第7位で「腸内細菌は腸内にどうしたら根付くのか?」でした。
今日は、第6位にしましたが、「腸内にこんなにたくさんの腸内細菌が棲息しているとは?!」となります。
このテーマについても、たくさんのコラムを書かせていただきました。人の腸内には、1000種類100兆個もの腸内細菌が棲息しています。人の健康にとっていい菌もいれば悪さをする菌もいます。腸内細菌のパイオニアであられる光岡知足先生は、培養法を用い100種類ほどの腸内細菌を分析し腸内細菌解明の礎を築かれました。
腸内細菌を善玉菌、悪玉菌、日和見菌と分類されたのは光岡先生です。後に、日和見菌がどんどんと解明され、研究者の間では有害菌と有用菌と区分されるようになりました。
ただ、有害菌と言っても、明らかに人にとって有害なものもあれば、人によりその作用が違って影響がない場合もあります。また、周りの環境などにも左右されます。有用菌に関しても同じです。
よって私は、この腸内細菌の区分については、まだまだ断定した呼び名は出来ないのではと思っています。
培養法の時代を経て、現在では遺伝子分析法が主流となりました。少なくとも400種類くらいの腸内細菌の分析が可能となりました。特に、一般の方でも大便を摂取すれば簡単に自分の腸内細菌叢がわかるようになりました。私どもでも16SrRNA遺伝子解析によって、36種類の属レベルの腸内細菌叢を導き出し(画像は弊社の資料です)、これらの分析結果を元に、何を食べればいいのかをお伝えしています。
それぞれ具体的な腸内細菌の特性については、これまでのコラムでお伝えしてきました。検査結果からその方の構成比の特徴や、実際にどのような食生活をされてきたために、このような結果になったか、そして今後どのように食改善していけば良いかも、これまでのコラムで可能な限り書いてきたつもりです。
来年はこのあたりをもっと突っ込んでコラムにして行くのと、商品化に関しても強化していくつもりです。
1位から5位についても、何らかの形で腸内細菌に関係したテーマとなっていますが、やはり、私たちの腸内に棲息している腸内細菌は私たちが生きていく上では、無視できない存在だと言うことは明らかです。
私がこの1年、様々な角度からコラムを書いていく中で、改めて腸内細菌の重要性を認識した次第であります!はい!
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