悪玉菌に加勢するお肉たち!?
昨日の続きです。お肉を食べると腸内細菌はどのように変化していくかと言うお話しです。
画像はいかにも不健康そうな腸のイラストになっていますが、まさにこんな状態になってしまうということです。
お肉に含まれる動物性たんぱく質や脂質が悪玉菌のエサになります。
人は口から食べものを摂取すると食道を通り、胃の胃酸が作用し泥状になって小腸に運ばれます。この小腸で酵素の力により分子レベルまで分解され血液中に栄養素が取り込まれる、そんな消化吸収のシステムです。
例えば、お肉を食べ過ぎて小腸で消化吸収出来なかったものは、大腸に運ばれ、悪玉菌のエサになると言うことです。
この小腸の酵素の働きも、ものすごく面白く、また後日、酵素のお話しをするときに詳しく説明できればと思います。
また、悪玉菌が大腸内で優勢になると、日和見菌と呼ばれる強い方に味方する菌が加勢します。より悪玉菌の勢力が増すわけです。以前に芽胞のことを少し話しましたが、芽胞で身を守っている菌も、このときとばかりに、殻を破って悪玉菌に加勢するのもいます。
大腸内では悪玉菌と善玉菌がその勢力を常に競い合っているのです。
この戦いの勝敗を決めるのは、私たち人間様の食べるものということになります。
私たちが行っている腸内細菌検査はこういった腸内細菌たちの勢力図を伺いしることができます。
明日は、検査結果から何がわかるのかを、検査結果をもとに書いていきたいと思います。
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