昨年PV数の多かったテーマの第5位は、「腸内マイクロバイオームの5つの存在意義とは?」でした!

今日も引き続き、『昨年1年間で興味を持ってもらった(ページビュー数の多い)テーマを改めてランキングにしてお伝えします!』というシリーズの今日は第5位です。

第5位は11月20日のコラムで、「腸内マイクロバイオームの5つの存在意義とは?」というテーマでした。腸内マイクロバイオーム(腸内細菌叢)については、それまでかなりの数のコラムを上げてきましたが、その集大成として存在意義をまとめたものです。

5つの存在意義は以下の通りです。

1つ目は、食物残渣からのエネルギー抽出と人への提供です。腸内細菌のエサになる食物繊維などをエネルギーに変換し人へ提供していると言うものです。

2つ目は、感染性微生物の定着阻止とあります。免疫系の働きですが、外部侵入してきたウィルスや細菌を阻止する働きをします。

3つ目は、免疫系や腸上皮バリアの構築促進です。アッカーマンシア・ムシニフィラなど腸管バリアを高める腸内細菌がこの役割を担っています。免疫系は多くの腸内細菌の作用があります。

4つ目は、中枢及び抹消神経系の発達促進や刺激とあります。先日のセロトニンを代謝物として脳への働きも認められています。

5つ目は、内分泌代謝系の調節です。腸内細菌は補酵素としての役割もありビタミン系の代謝物を産出します。

腸内細菌は上記のように人に影響を及ぼしているということになります。

ちなみに、参考文献は、『実験医学<増刊号>マイクロバイオームと医療応用』です。

このコラムが第5位にランキングされた背景は、難解なキーワードを出来るだけわかりやすく、簡潔にまとめている点かと思います。

ここまで書いて参りましたコラムですが、どうしても難解な内容が多いため、どこまで噛み砕いて優しい言葉で伝えられるかがポイントにはなってくると思うのですが、この5つの存在意義は、一つ一つのワードは難しいですが、わかりやすく伝えられたのかなと思います。

ランキング上位に上がったのが、腸内マイクロバイオームの5つの存在意義でしたが、この他のコラムでも、出来るだけ簡潔にお伝えしてきたつもりではおります。

私自身でもたまに見返して確認することはございます。

今後関連する過去のコラムのご紹介をすることもございますが、遡って見ていただければと思います。

ちなみに、今日の画像は、丸い形状をした乳酸球菌のイメージイラストです。主に小腸に棲息しています。

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