母乳にたくさん含まれている‟ガラクトオリゴ糖”とは?

昨日から難消化性オリゴ糖をご紹介していますが、今日は2日目の「ガラクトオリゴ糖」です。
今日はいきなりの授乳シーンのイラストから始まりましたが、赤ちゃんがお母さんから授かる母乳にたくさん含まれているのが「ガラクトオリゴ糖」なのです。
含有量は100ℊ中、約0.5ℊ~1ℊと言われております。乳製品や豆類、一部の根菜類にも含まれていますが微量です。
よって、赤ちゃんでない場合は、サプリメントで摂取することが効果を得るにはいいのかも知れません。ただ、無理にガラクトオリゴ糖に絞って、内容物が不明確なサプリメントを摂取し続けるのもリスクはあるかと思います。
赤ちゃんに関しては、母乳に含まれるガラクトオリゴ糖がエサとなり、ビフィズス菌を増やすと言われております。
赤ちゃんは元々ビフィズス菌の含有量は非常に多いです。まず最初に産道から出てきて菌が根付いていきますが、ビフィズス菌が大半を占めており、その後、時間経過とともに他の菌が侵入してきて、ビフィズス菌の割合が減ってきます。
母乳を続けるとビフィズス菌が育ち、ビフィズス菌を可能な限りキープしているのかもしれませんね。
ちなみに、ヤクルトのミルミルに含まれるビフィドバクテリウム・ブレーベは、赤ちゃんから摂取したビフィズス菌です。私も毎日飲んでいます!(笑)
ガラクトオリゴ糖の他の効能は、免疫力をアップさせたり、アレルギー症状に効果があるとされています。
免疫力がそもそも弱い赤ちゃんですので、ビフィズス菌(ビフィドバクテリウム・ブレーベなど)が、その免疫力をカバーしていると見ることもできます。免疫力がついてくれば、徐々にビフィズス菌の割合が減ってくる。そして酪酸菌が増えだす。そのような仕組みなのでしょう。良く出来ていますね!
私の場合は、フラクトオリゴ糖のように意識的にガラクトオリゴ糖を摂取してはいませんが、ミルミルなどのビフィドバクテリウム・ブレーベなどのビフィズス菌や乳酸菌(ヨーグルト以外の食材からも)を摂取することで、菌の代謝リレーが上手くいくように意識はしています。
今日の締めとしては、母乳がいかに赤ちゃんには大切かということですね!
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