腸内のビフィズス菌は年齢とともに減少し、乳酸桿菌もいない日本人には、プロバイオティクスの継続的な摂取が必須です!

今日からプロバイオティクスについて深掘りしていこうと思います。
プロバイオティクスの代表的な微生物と言えば、まずは乳酸菌ですね!その乳酸菌の中で、乳製品を発酵するのに主役の位置にいるのが乳酸桿菌です。
乳酸菌と言ってもその種類は300くらいあるとも言われ、属レベルでは25菌属に分類されています。
乳酸桿菌は多くの発酵食品の種菌として使われています。逆に自然発酵食品とは分離される頻度も高いようです。
昨日も最後に少し触れましたが、乳酸桿菌は大腸に、乳酸球菌は小腸に棲息しています。ただし、日本人は大腸には乳酸桿菌はほとんどの方がいません。代わりにビフィズス菌が棲息しているのです。逆に欧米人はビフィズス菌がいなくて乳酸桿菌が棲息しています。
ビフィズス菌は乳幼児の最優勢菌ですが、幼児期を経て大きくなるにつれ他の菌と入れ替わって減ってきます。私たちの腸内細菌検査でもその傾向は年齢に従って顕著に表れています。
腸内に棲息しているか否かは、腸内細菌叢の話しですが、プロバイオティクスは一時的にでも健康に寄与する微生物ということになりますから、乳酸桿菌やビフィズス菌を継続的に摂取することは、菌の代謝リレーの観点からも重要であると思います。
画像はヨーグルトですが、現在各ヨーグルトメーカーでは、酸や熱に強く、酸素がなくても生きていける菌種の開発が盛んに行われ、腸まで届くと謳って販売されています。ヨーグルトの品種にもよりますが、2~3日腸内にとどまるものもあります。もちろんその場合も継続的な定期摂取が必要ですが、プロバイオティクスとしての働きは期待できるのではと思います。
前述の通り、年齢とともにビフィズス菌は減少しますし、日本人の場合、乳酸桿菌はそもそも大腸には存在しません。
ビフィズス菌、乳酸桿菌の定期的な摂取は、食物繊維や糖化菌とともに必須です!
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