腸内細菌が産出する短鎖脂肪酸のプロピオン酸は肝臓で代謝され『糖新生』の基質となることで血糖値の調整に関与しています!

昨日は腸内細菌が産出する短鎖脂肪酸の酢酸について、それぞれの代謝部位や、生理的な役割について触れました。

今日は、プロピオン酸について見て行こうと思います。

今日のいきなりの画像は、レバーの焼き鳥です!?コラムの難しそうなタイトルと画像が一致していませんが!?レバーと言えば肝臓!でプロピオン酸と肝臓の関わりを予感させますが、そうなんです、プロピオン酸の代謝部位は肝臓になります。

プロピオン酸は主に肝臓で代謝され、糖新生の基質となることで血糖値の調節に関与しています。

ここで糖新生についてですが、糖新生は糖以外の物質から糖を作るプロセスのことです。

人の体には、糖がなくては機能しない臓器や組織が存在します。脳は糖をメインのエネルギー源として使うため、糖が枯渇すると機能しなくなるのです。他にも赤血球や角膜なども同じです。

よって、糖が枯渇しないように一定の糖を準備する機能が備わっているのです。

仮に炭水化物(糖分)をまったく摂取しない状態が続けばどうなるでしょうか?グリコーゲンが枯渇しだすと血糖値がゼロに近づき、糖以外のものから糖を作り出すことが求められます。これが糖新生で、肝臓と腎蔵で行われています。

そして、血糖値維持のためには、肝臓の糖新生が必要で、この肝臓の糖新生にはプロピオン酸が重要な働きをしているということです。

プロピオン酸はこの他にも、インスリンの感受性改善や、腸管バリア機能保護にも有効に働きます。

腸内細菌が産出する短鎖脂肪酸の有効な働きの6番目が、「血糖値を一定に保つホルモンのインスリンの分泌を調整する」でしたから、プロピオン酸の持つ生理的な役割がこの働きにあたるかと思います。

明日は、酪酸について触れて行こうと思います。

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