腸管バリア機能の「物理的バリア」として3つの防御層が外部からの有害物質や有害細菌の侵入を防いでいます!

今日のコラムは、昨日の続きで腸管バリア機能の『物理的バリア』をより詳しく見て行こうと思います。

昨日のコラムでは、物理的バリアを上皮層を覆う粘液と糖衣、そしてタイトジャンクションのことを指すと示しておりました。

すなわち3つの層により防御システムを備えているのですが、それぞれについて見て行きます。

まず腸管の外側には、「ムチン」と言う特殊なたんぱく質でできた粘液の層があります。ムチンに関してはこれまでのコラムで何度も出て参りました。腸内細菌のアッカーマンシアムシニフィラを多く持つ人は、このムチンの生成能力が高く、糖の吸収を抑えるため太らないという話もありました。

このムチン層ですが、病原菌の侵入を防ぐと言う意味でも効果を発揮しています。

次の層が「糖衣」です。腸の細胞の表面にびっしりと付着していますが、糖の鎖でできています。この層ではさらに奥への有害物質や有害細菌の侵入を糖鎖のフィルターで防いでいます。

そして最後が、「タイトジャンクション」です。細胞間接着装置と言われるように、腸の細胞と細胞の間をつなぎあわせるシステムです。このつなぎ合わせが強固に働き、有害物質や有害細菌の侵入を防ぎます。

これらの防御システムをしっかりと構築するために、腸内細菌が生み出す短鎖脂肪酸が影響を与えていると言うことですから、より深く知れば知るほど腸内細菌の重要度が増してきます。

そして、菌の代謝リレーを念頭に置いた毎日の食事がいかに大切であるかと言うことですね。

明日は、「化学的バリア」についてより詳しく見て行きます。

今日の画像は、小腸の上皮細胞を簡単にイラスト化したものです。

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