薏苡仁(よくいにん)を飲むことに・・・

ずっと腸内細菌の話しをしてきましたので、今日は気分を変えて漢方の生薬の話しをしたいと思います。

これまでのコラムで私自身が飲用している漢方薬を2つご紹介してきました。

一つは、飲んだ時はこれ!五苓散ですね。

この五苓散については、その効果の科学的根拠を検証分析されている、東京理科大学の薬学部の先生の話しを、昨年お聞きする機会がありましたので、またコラムとしてまとまったら、お伝えします。

そして、二つ目は、附子を含有する牛車腎気丸でした。

附子は皆さまもご存知のトリカブトですね。そのトリカブトの毒性をもちろん排除して作られてはいますが、簡単に言うと腎に効くお薬でした。

そして今回は三つ目、薏苡仁(はと麦)です。

薏苡仁は、はと麦の皮をむいた種から作られる生薬になります。

この薏苡仁と私との出会いは(出会いというとちょっと大袈裟なのですが)、ある神戸の皮膚科のクリニックを受診してからになります。

実は、もう何年か前から、手指の痒みを伴った湿疹のようなものに悩まされていました。

元々小さいころから肌は弱かったのですが、洗剤やソープによって反応してしまうのか、気づいたらぶつぶつが出来ていたり、無性に痒くなったりしていました。

最初に受診した皮膚科では、赤い湿疹にはステロイド系の治療薬がお決まりですよね。塗るとすぐ良くなりますから、続けて塗り続けます。しかし、ちょっと治ったなと思い塗らなくなると、また湿疹ができる。こんなことの繰り返しでした。皮膚疾患の治療は忍耐が必要とはいえ、ステロイド系の治療薬の長期使用は耐性が出来るために良くはありません。効かなくなると強いレベルの薬にチェンジしていきますから、それも良くない傾向ですね。

そうこうしているときに、神戸の皮膚科の先生は漢方を処方する先生でしたので、相談に行きました。

手の湿疹はとりあえず炎症を抑えるまではステロイドを処方されたのですが、薏苡仁も合わせて飲んでみましょうかと処方してくださいました。

2~3か月飲んだころから、ある変化が・・・・・。

この続きは明日のコラムで・・・(笑)

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