青梗菜に豊富に含まれるβカロテンが抗酸化作用で慢性炎症を防ぐ!

慢性炎症を防ぐ抗炎症作用のある食材をピックアップしてお届けしていますが、今日は緑黄色野菜を取り上げます。
そしてその緑黄色野菜の中から、まずは「青梗菜(チンゲン菜)」を見て行きましょう。
青梗菜は葉の部分は緑ですが、茎の部分も多く白いですよね。それもそのはず青梗菜は白菜科のアブラナ属の野菜なのです。しかし、白菜のように淡色野菜ではなく、緑黄色野菜に分類されます。
緑黄色野菜は一般的にはβカロテンの含有量が可食部100ℊ中に600μg以上のものを言い、青梗菜には2000μg含まれています。よって、白菜科でありながら緑黄色野菜に分類されるんですね。
βカロテンを含む青梗菜は、体内に入ると体が必要な分がビタミンAとなり、皮膚や粘膜を丈夫にして免疫力を高めたり、抗炎症作用(抗酸化作用)が働くため、慢性炎症を防ぐことで、がんの予防効果も期待できるとされています。
また、青梗菜には、骨や血をつくるときに有効なカルシウムや鉄分も含まれています。
私は青梗菜は、お酢や醤油で合わせて和え物にしたり、油で炒めたりしますが、βカロテンは脂溶性なため、油脂と一緒に食べることで効率よく吸収されると言われています。和え物の際にもごま油を加えると風味と油脂で食欲もそそり、吸収も良いことになりますね。
青梗菜は元々中国の揚子江の中流から下流域で摂れる野菜ですので、薬膳にも使われます。
明日は、中医学の観点から青梗菜を見て行きます。
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