<陰陽学説>体内時計と陰陽の発現リズムがコサインカーブによってつながった!?

以前に、体内時計の働きには時計遺伝子なるものが存在していることをお話ししました。

この時計遺伝子は現在20個ほど見つかっており、体内時計でいうところの針や電池の役割を担っていると言うのです。

そして、この体内時計の時計遺伝子が発現する一日のリズムは、数学で言うコサインカーブ(画像)に類似していますので、これらの事象をコサインカーブにフィットさせて考えらえることが多いようです。

例えば、体温や心拍数などの生理現象も一般的にはコサインカーブにフィットすると言われています。

ところで、このコサインカーブですが、昨日まで見てきた、陰陽学説の陰と陽の「対立、依存、消長、転化」とも合致しているように感じます。

体内時計と中医学(東洋医学)の陰陽学説が、このコサインカーブによって表される、言い換えれば、陰と陽の発現リズムはまさしく体内時計によってもたらされていると言えるのではないでしょうか?

体内時計からこの事象を見てみると、このリズムの変化は時計遺伝子が関与しているとはいえ、何らかの要因で動いているはずです。それも日ごとの一定のリズムを奏でる何かが。

これが、陰陽学説で言うところの陰と陽の発現リズムなのですが、西洋医学ではまだこの部分は完全には解明されていないところなのです。

そういう意味では、陰陽学説として定義されていた数千年前の理論は素晴らしいの一言につきますが、人や動物、植物は、現在の科学では解明しきれない神秘的な要素を多く持った生物であると言えますね。

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