2024年11月– date –
- 腸内細菌
<腸内細菌>腸内マイクロバイオームの5つの存在意義とは?
腸内細菌についてここまで細かく見てきましたが、いったん、まとめてみたいと思います。 参考文献は『実験医学<増刊号>マイクロバイオームと医療応用』です。 この中で、腸内細菌叢(腸内マイクロバイオーム)の存在意義として5つにまとめられています。... - 腸内細菌
<腸内細菌>腸内細菌が産生する水溶性代謝物以外のものとは?
ちょっと今日は、腸内細菌に関する最新の研究に基づくものですので、内容が難しくなります。私も理解するのにいくつかの文献を見比べて書いていますが、説明が不十分になるかも知れません、その点はご容赦ください。 これまでの腸内細菌叢がもらたす代謝物... - 腸内細菌
<腸内細菌>人の心を操るセロトニンは腸内細菌が生み出していたとは!?
今日は腸内細菌が生み出す代謝物について、昨日触れた、短鎖脂肪酸や補酵素(ビタミンB群やビタミンKなど)以外のものを上げてみたいと思います。 セロトニンという言葉を聞かれたことはありますか?幸せホルモンとも呼ばれ、分泌されることにより幸せを感... - 腸内細菌
<腸内細菌>人の腸内に棲む腸内細菌たちが‟隠れた臓器”と言われるわけ
今日も昨日に引き続き腸内細菌の話しになります。この腸内細菌が腸内にお花畑のように広がっている様をよく、「腸内フローラ」と呼びますが、これは医学的な呼称ではありません。 腸内細菌の集まりは、腸内細菌叢もしくは腸内マイクロバイオーム(マイクロ... - 腸内細菌
<腸内細菌>健康でいるためには、人の腸管に棲む真正細菌の種類、構成比そして菌数がとても大事になります!
昨日までは、漢方薬の生薬について効能や成分から腸内細菌との関係性までを紐解いてきました。 この生薬と腸内細菌の関係性については、様々な研究者が研究しており、生薬ごとに科学的見地で解明されている分野であります。 今後もこの関係性については深... - 腸内細菌
<便秘治療薬>生薬の「大黄」が持つ配糖体を代謝するビフィズス菌がいるかいないかが、効く効かないを左右している!
便秘治療に用いられる生薬の大黄(画像)についての昨日のコラムの続きになります。 今日は、その成分と腸内細菌との関係性について触れていきたいと思います。 まず、成分としては配糖体のセンノシドが含まれています。配糖体と言えばグリコシドとも言い... - 中医学
<漢方薬>便秘治療の生薬「大黄」とは?
これまでのコラムで漢方薬の生薬と腸内細菌の関係性を探求していますが、今日は便秘治療薬に使われる生薬で代表的な大黄(画像)を取り上げたいと思います。 2月6日のコラムで熱性便秘の治療薬「麻子仁丸」について取り上げていますが、この麻子仁丸に含ま... - 薬膳
<薬膳>同じ高麗人参でも「白参」より「紅参」の方がサポニン含有量が多いのはなぜ?
先日から高麗人参のことを書き綴って参りましたが、今日はその高麗人参にひと手間加えた「紅参」という生薬をご紹介します。 高麗人参は地中の栄養分を余すところなく吸い取りサポニンを蓄えます。このサポニンですが、同じ高麗人参でも皮つきのもの、そう... - 腸内細菌
漢方薬の生薬と腸内細菌の関係性を3つの視点から考察してみた!
ここまで漢方薬と腸内細菌のつながりを何回にもわたって見てきましたが、今日はちょっと整理してみたいと思います。整理するにあたり、3つの視点で見て行こうかと思います。(東邦大学医学部 田中耕一郎先生の文献がとてもまとまっていましたので、参考文... - 薬膳
<漢方薬>生薬が土壌に含まれる栄養素や土壌菌に影響を受け、それが腸内細菌と結びついているって!?
今日も三七人参の続きなのですが、今日は、昨日の訂正から入ろうかなと思います。 昨日のコラムで三七人参は高麗人参よりサポニンの量が2倍から4倍で主根の大きい方が豊富に含まれていると表現していました。 もちろん、大きい方がサポニンの量が多く含ま...