酪酸産生菌が少ない人は、悪玉菌の割合も多い傾向にあります!

「理想的な腸内細菌叢を作る!」シリーズを続けておりますが、今日は、腸内細菌検査を行ったことでわかった、酪酸産生菌が多い人、少ない人のそれぞれの特徴を見て行きたいと思います。

まず、弊社で行っている腸内細菌検査は、FloraScanという検査キットを利用して、検査機関が出す資料に加えて、弊社が36種類の腸内細菌を分析した結果もお伝えしています。

画像は、その弊社の資料ですが、これをもとにどのような食事を心がければ良いかを、対面ないしはオンラインにてお話しを聞きながらお伝えしています。

ちなみに、料金はFloraScanの検査基本料金に含まれております。よって、36種類の腸内細菌の個別分析とその後のフォローはお得ということになっております。(笑)

ご希望の方は、contact@proxpro.co.jp までご連絡ください! 

では、本題に移ります。酪酸産生菌は36種類のメジャーな腸内細菌のうち FaecalibacteriumやRoseburia、Clostridiumなど8種類に及びます。

酪酸産生菌が少ない方は、8種類すべて合わせても5~6%くらいしかございません。逆に多い方は、40%くらい所有されています。

悪玉菌である、StreptococcusやSutterellaは、酪酸産生菌が少ない人は、12%くらいで、Fusobacteriumも5%以上所有されています。逆に酪酸産生菌が多い人は、言うまでもなく、StreptococcusやSutterella、Fusobacteriumはございません。ウェルシュ菌などもいません。

ここで言う、酪酸産生菌が多い少ないは、だいたいの対比した数値ですので、少ない人でも、Bifidobacteriumが多いなど、別の菌で補完されている方は問題はございません。

ただ、酪酸産生菌の割合が多いほど、これまでのコラムで述べてきましたが、免疫機能は高い場合が多く、腸内環境は整っている、理想的な腸内細菌叢を形成していると言ってもいいかなと思います。

酪酸産生菌が少ない方が、過敏性腸症候群やSIBOを患っておられるケースは良く見られるパターンです。もちろん、その程度の差はございます。腸内が不安定で下痢や便秘を繰り返すと、麹を含む発酵食品や乳酸菌入りのヨーグルトを食べてしまいがちですが、逆効果となるケースがあります。

この場合は、FODMAPを考えた上で、食改善をしていくべきかと思います。

今、日本では10%程度の方が過敏性腸症候群を患っていらっしゃいます。決して少なくはありません。

是非、腸内細菌検査を受けていただき、現在の腸内細菌叢に合わせた食事を心がけていただきたく思います。

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