<腸内細菌>オメガ3脂肪酸の摂取により腸内細菌の酪酸産生菌が増加するとな!?

昨日まで、年齢を重ねるに従い腸内マイクロバイオームがどう変化していくかを見てきました。

そして、これまでのコラムでも触れてきましたが、食品に含まれる栄養素や摂取方法などの食習慣が、腸内マイクロバイオームの形成に大きな影響を与えていることは、それぞれが自覚し食を考えていかねばなりません。

人は栄養素を消化吸収する機能を消化酵素という形で持ち合わせていますが、その消化できない食物繊維などを腸内細菌が持つ酵素により分解し、これをエネルギー源とする細菌群が増加します。

さらに、腸内細菌により分解代謝され産生された短鎖脂肪酸は、人が健康を維持するために有効に働いています。

一方で、飽和脂肪酸などで脂質を過剰に摂取すると、腸内マイクロバイオームの多様性の低下などにより、冠動脈疾患の発症などと関連付けられています。

逆に、不飽和脂肪酸であるω-3脂肪酸(オメガ3脂肪酸)摂取は、酪酸産生菌の増加及び抗炎症効果が見られるとされています。

画像はω-3脂肪酸が含まれる食材です。ω-3脂肪酸も腸内細菌のエサになっているんですね!

*「実験医学<増刊>マイクロバイオームと医療応用」を参考にして一部抜粋して掲載いたしました。

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