<時間栄養学>夜ラーメンは体内時計を遅らせるってどういうこと?
今日は時間栄養学についての2回目です。時間栄養学の取っ掛かりとして1回目に「朝カレー」について書きました。今日は「夜ラーメン」です。
昨日の朝カレーが体にいいと言うのは、意外!と思われた方も多いのではないでしょうか?しかし、今日の夜ラーメンは、体にいいとはとても思えません。それに、夜ラーメンは飲んだ後の締めのラーメンのイメージがあり、寝る前に、こってり脂っぽいラーメンを摂取することは、肥満に直結するのが容易に想像できます。
人は就寝するとエネルギー消費は当然のことながら減ります。そこにカロリーたっぷりのラーメンが投入されると、脂肪として蓄積されるのは言うまでもありません。
高血糖の状態が睡眠時も継続し、血管に負荷をかけ、塩分過多も腎臓に負荷をかけます。
そして、時間栄養学の視点でいうと、夜のラーメンは体内時計を遅らせることになります。
ここで体内時計というものが出て参りましたが、体内時計は体内の時間軸を調整するシステムのことを言います。難しい表現になってしまいましたが、私たちの体の中には時間のリズムを刻むメカニズムがあるのです。
1日は24時間で地球の自転を基準にしていますが、私たちの体内時計は24.5時間の周期で動いていると言われます。昨日の朝カレーは、目覚めたらいち早く食に伴う活動を開始することで、体内時計を早めに調整し1日24時間の周期に合わせていけると言うことになります。
逆に夜ラーメンはその周期が遅れてしまい、それが習慣化すると夜型が定着し、常に体内時計は遅れた状態となります。
「早寝早起きは三文の得」と、ことわざにもあるように、体内時計は24時間でセットされるように習慣化することが、健康につながるというわけです。
もちろん、早寝早起きだけでなく、そこに時間栄養学に基づいた、食事のタイミングが重要になってくるのです。
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