体内時計と陰陽太極図とはつながっているのか?!

時間栄養学の元になる体内時計について、ここまでのコラムで書いて参りました。

体内時計という響きにすぐにインスピレーションしたのが、画像の陰陽太極図でした。この太極図から読み取れる陰と陽についてはとても深い意味を有していますが、日が昇りそしてまた日が沈む、この1日の太陽の動きもまた、この陰陽太極図で表せます。

日が昇っている時が陽、日が沈んでいる時が陰だからです。

そしてこの陰陽太極図の元になる理論は、中医学(東洋医学)の陰陽学説になります。

国際薬膳師として薬膳や漢方を学んできた私が、時間栄養学の体内時計を学ぶ際に、どうしてもこの陰陽太極図の元になる陰陽学説が気になりました。

これからは少し、陰陽学説とは何かについて見て行きたいと思います。

陰陽学説は中医学の核心とも言える理論で、宇宙や自然界、さらには人体のあらゆる現象を「陰」と「陽」の二つの相対する側面から説明するものです。

大切なのは、この陰陽のバランスを保つことが健康につながると言うことです。イメージとしては、陽が優れていて陰が劣っているような印象ですが、陰と陽は裏表の関係で、どちらかに傾いても良くないのです。

陰陽太極図からも想像できますが、人は活動的に動く昼の時間(陽)の他に、ゆっくり体を休める夜の時間(陰)もなければ、持続して生きていけないということです。

ここに朝起きる時間と就寝する時間が体内時計として働きます。

後に触れていきますが、陰陽太極図にこの時間を当てまめれば、体内時計との共通項が見つかるのではと思います。

明日から少しの間、この陰陽学説について見て行きたいと思います。

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