生で食べらえるマッシュルームですが、生で食べすぎると、発がんのリスクが高まるって!?
ここのところ連日でお送りしています‟体にとって必要なものとは何か?”を食から探求するシリーズのキノコ編ですが、今日は画像の『マッシュルーム』です。ちなみに、マッシュルームの和名はツクリタケと呼ばれます。
画像ではマッシュルームが白とブラウンの2種類盛り付けられています。日本ではこの2種類が流通していますが、あと2種類クリームとオフホワイトがございます。
見た感じからもヨーロッパが原産って言うのが感じられる通り、ヨーロッパの草原地帯が原産で、17世紀フランスで人工栽培が行われ広まりました。日本には明治中期に伝わり大正時代には人工栽培も始まったようです。
マッシュルームと言えば、ダイエット!脂質の代謝を助け、エネルギーに変えるビタミンB2が豊富です。食物繊維やカリウムもたくさん摂取できます。
そしてマッシュルームはきのこの中では珍しく生で食べられます。椎茸やしめじ、えのきなどに含まれるきのこ特有の「ホルムアルデヒド」や「シアン化合物」などの食中毒成分が付着していないためです。
生ですと食感がいいので、サラダなどによく使われますが、一度に大量に食べるのは注意が必要です。マッシュルームには、「アガリチン」という発がん性物質が含まれていることがわかっています。アガリチンは熱を加えるとどんどんと弱まりますので、少しでも火を通すなど気をつけて召し上がりたいものです。
また、「フルクタン」という成分も含まれており、人によっては腹痛や下痢の症状が見られることがあります。
きのこ類は、様々な有効成分がある反面、時には毒となる成分も含まれていると言うことです。野山で見かけるきのこのほとんどが毒キノコという話しもあります。
とは言うもののきのこは健康を維持するにはもってこいの食材ですので、より深く知って、毎日の食事に加えていきたいですね。
明日はキノコ編の最後、舞茸について触れていきます。
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