スーパー大麦『バーリーマックス』はレジスタントスターチだけでなく、フルクタンやβ-グルカンも豊富に含まれ、腸内細菌を腸内でむらなく育てているんですね!

今日は、人の消化酵素で消化されるでんぷんの中で、消化されない「難消化性でんぷん(レジスタントスターチ)」を取り上げます。

レジスタントスターチについては、2025年4月4日と4月7日に取り上げていますが、今日はまた別の視点で取り上げます。

本来、でんぷんは腸内で消化されますが、セルロースに包まれていたり、アミロースの含有量が多いために消化されにくいものがあります。これがレジスタントスターチです。

注目したいのは、食物繊維が消化酵素で分解できずに大腸に運ばれることは、ご承知のことだと思いますが、大腸に流入する難消化性の繊維質としては、レジスタントスターチの方が多いのです。

レジスタントスターチは穀類やいも類、豆類などの食品に少量含まれており、知らず知らずに摂取はしていますが、それだけでは十分な量を摂取しているとは言い難いです。

そこで最近注目されている食材が、画像にも載せていますが、スーパー大麦「バーリーマックス」と言われるものです。

このバーリーマックスは、オーストラリア連邦科学産業研究機構が開発した大麦で、食物繊維全体としては、通常の大麦の2倍、ごぼうの4倍、玄米の7倍と言われています。

このバーリーマックスには、レジスタントスターチだけでなく、フルクタンやβ-グルカンと言う食物繊維が多く含まれています。

バーリーマックスの優れたところは、この3種類の食物繊維がいずれも腸内細菌の善玉菌のエサになり善玉菌を増加させるのです。それぞれ分子の大きさが違うため、分解スピードが異なっています。

フルクタンは分子が小さいため、腸の入り口で代謝されます。β-グルカンは腸の中ほどで、分子の大きいレジスタントスターチは最後までゆっくり発酵分解されていきます。

要するに、腸全体で善玉菌にエサが届けられるということになります。

私もずっとバーリーマックスはご飯を炊く際に、一定量含めて食べています。その時その時により、もち麦や玄米、雑穀米など気分を変えてはいますが、健康効果と言う面では優れものなのが良くわかります。

皆さまも是非一度お試しください!

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