ダイエット効果があるとされる「キトサン」って何?

今日は、多糖類以外の食物繊維で、昨日ご紹介したキチン由来の「キトサン」についてです。
キトサンは化学構造式でいうと、アセチル基が取り除かれたもので、D-グルコサミンが直鎖状に重合した構造をしています。
キチンは一般的な溶媒に溶けませんが、キチンがキトサンに変換されると胃酸に溶けるように変化し、体内で脂肪や胆汁酸、有害物質などと吸着しそのまま対外へ排出されるようになります。
そのようなことから、ダイエットのためのサプリメントで使われることが多いのです。
キチンをキトサンに変換しても、キチンが残ってしまうために、キチンとキトサンを完全に区別することは難しく、表記においても「キチンキトサン」と表されることが多いようです。
キトサンはサプリメントだけでなく、食品からも摂取可能です。特に、水溶性でキノコキトサンと呼ばれるキトサンは、キノコ類全般に含まれています。
キノコの中でもエノキタケ(画像)の含有量が高く、ダイエットを意識するなら、エノキタケを食べるのもいいかも知れません。
サプリメントでいうと、キトサンとキチンとの対比でいうと、キチンの割合が少ない方が高価なものが多く、それだけダイエット効果が高いと言うことなのでしょう。
ただし、サプリメントと言えども、摂取過剰は禁物です。摂取量には十分注意して試していただければと思います。
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