現在では手術前口腔ケアによって、術後の様々な感染症の発症を抑える取り組みが成されています!

昨日は最後に口腔ケアの大切さについて触れましたが、現在、様々な疾患における手術前に事前の口腔ケアが重要視されていることをお伝えします。

NHKオンデマンドで放映されている「ヒューマンス40億年のたくらみ」と言う番組の中で、口腔細菌をテーマにした回では、その具体的な数値が示されています。

手術前の口腔ケアを行った場合、術後の肺炎を発症する割合が13%→4.6%へ、手術創部感染の割合が8.2%→3.3%に減少したと言うのです。

これは歯の患部から何らかの細菌が血流に乗って体内に侵入し、感染症を引き起こす割合が高くなると言うことに他なりません。

大きな医療施設を中心に手術前口腔ケアが重要視されてきていることから見ても、その重要性は計り知ることが出来ます。

口腔細菌には遺伝的な要素がなく、母子伝播により形成されるものではないと言うことも、日々の口腔ケアがいかに重要かと言うものを表しているのかと思います。

腸内細菌においては、乳幼児の段階では母親から腸内細菌を譲り受け、ビフィズス菌を中心にそのまま定着することもありますが、口腔細菌は口腔内をいかにメンテナンスするかに尽きるということですね!

明日は、救世主ともなる口腔細菌に影響を及ぼす細菌について触れていきたいと思います!

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