中医学– category –
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免疫チェックポイント阻害剤と血管新生阻害剤の6回投与で、肝臓の腫瘍マーカー(AFP)が劇的に下がったことについて・・・
今日のコラムは、肝細胞癌を患い、免疫チェックポイント阻害剤と血管新生阻害剤の投与を行っている私の母の経過について触れていきたいと思います。 これまでのコラムで、免疫チェックポイント阻害剤のテセントリクと血管新生阻害剤のアバスチンのW処方で... -
中医学で言う温裏類の青魚の効能とは?
昨日のコラムでは、青魚を中医学(東洋医学)の観点から見て、それぞれの魚の種類で違いがあるのか、また、EPAやDHAの効能と合致しているところはあるのか、を見て行きました。 昨日ピックアップした魚は、鰯、鰹、鮪、鯖、そしてマナガツオでしたが、これ... -
青魚を中医学の観点から見ると、栄養学的に見たEPAやDHAの効果と一致しているのか?
今日は中医学(東洋医学)の観点から青魚を見て行きます。 それぞれ青魚の種類ごとに効能は微妙に違うのですが、総じて言えるのは、補益気血であることです。いずれの青魚も気を補う、補気類に属し、同時に血(血液)も補います。 温性、もしくは平性が多... -
抗炎症作用があるにんにく(大蒜)を中医学の観点から見てみる!
抗炎症作用があり慢性炎症を防ぐ‟にんにく”ですが、今日は中医学(東洋医学)の観点からにんにく(大蒜)を見ていきましょう。 にんにくは、中央アジアやインドが原産とされ、約2000年前に中国から朝鮮半島を経て日本に伝わったと言われています。にんにく... -
抗炎症作用のある石榴(ザクロ)を中医学(東洋医学)の観点から見てみた!
昨日のコラムは抗炎症作用を持ち、慢性炎症を予防するザクロ(石榴)についてでしたが、今日は、中医学(東洋医学)の観点から石榴を見て行こうと思います。 石榴は中医学では、収斂固渋の働きを持ち、様々な滑脱不禁の病証を治す食薬である収渋類に属しま... -
免疫チェックポイント阻害剤の副作用と、漢方薬「大建中湯」と乳酸菌の関係性について
今日も昨日の続きのコラムになります。免疫チェックポイント阻害剤の効果があるにも関わらず、これと言った副作用が出ない3つの理由のうちの3つ目、③の漢方薬「大建中湯」と乳酸菌についてです。 タイトルが非常にわかりにくのですが!?免疫チェックポ... -
水溶性食物繊維のイヌリンを改めて化学的構造から見てみた!
ここまで様々な多糖類の食物繊維について見て来ましたが、今日は最後となりますが、「イヌリン」を取り上げます。 イヌリンに関しては、水溶性食物繊維に一種で、含まれる食材や腸内細菌への影響について、これまでのコラムで何回か触れてきました。 特に2... -
短鎖脂肪酸の酪酸産生に有効な食物繊維のペクチンについて!
今日は昨日の続きで、短鎖脂肪酸の酪酸を産生するのに有効な食物繊維である「ペクチン」を取り上げます。 ペクチンはりんごやバナナに含まれていますが、より多く含まれているのが柑橘系の果物になります。キンカンやザボン、柚子に多く含まれているのです... -
長鎖脂肪酸でも不飽和脂肪酸のαリノレン酸は必須脂肪酸で、その含有量が多い『くるみ』は健康長寿の食材です!
ここ数日、脂肪酸についてのコラムが続いておりますが、今日は長鎖脂肪酸についてです。昨日のコラムでは長鎖脂肪酸は、炭素が多く消化吸収経路が複雑なためエネルギーとして使われにくく、かつ体に蓄積されやすいため、体には良くないとの認識だったと思... -
中医学から見た‟海藻”も清化熱痰で軟堅散結の効果があります!
昨日までのコラムで、海藻の褐藻類に含まれる‟フコイダン”や、海苔などの紅藻類に含まれる‟ポルフィラン”について見て来ましたが、今日はこの海藻類を中医学(東洋医学)から見た時の性質や効能について見て行こうと思います。 中医学では海藻は、去痰や消...