中医学– category –
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体内時計と陰陽太極図とはつながっているのか?!
時間栄養学の元になる体内時計について、ここまでのコラムで書いて参りました。 体内時計という響きにすぐにインスピレーションしたのが、画像の陰陽太極図でした。この太極図から読み取れる陰と陽についてはとても深い意味を有していますが、日が昇りそし... -
<時間栄養学>朝からカレーがお勧めな理由とは!?
今日から時間栄養学について触れていこうと思いますが、いくつかの文献を参考に、私なりに中医学(東洋医学)の視点を合わせて見て行きたいと思います。 以前のコラムでも栄養学や腸内細菌を科学的な視点と中医学や漢方の古典的な視点で見てきましたが、今... -
<腸内細菌>腸内マイクロバイオームと中医学に基づく漢方・薬膳は実は食でつながっていた!
腸内細菌叢(腸内マイクロバイオーム)が年齢によってどう変化していくかを、数回にわたってお伝えしていますが、今日は③幼児期から学童期と④成人期について、見てみたいと思います。 幼児期から学童期においては、離乳期よりさらに菌の多様性が増すととも... -
<便秘治療薬>生薬の「大黄」が持つ配糖体を代謝するビフィズス菌がいるかいないかが、効く効かないを左右している!
便秘治療に用いられる生薬の大黄(画像)についての昨日のコラムの続きになります。 今日は、その成分と腸内細菌との関係性について触れていきたいと思います。 まず、成分としては配糖体のセンノシドが含まれています。配糖体と言えばグリコシドとも言い... -
<漢方薬>便秘治療の生薬「大黄」とは?
これまでのコラムで漢方薬の生薬と腸内細菌の関係性を探求していますが、今日は便秘治療薬に使われる生薬で代表的な大黄(画像)を取り上げたいと思います。 2月6日のコラムで熱性便秘の治療薬「麻子仁丸」について取り上げていますが、この麻子仁丸に含ま... -
<薬膳>同じ高麗人参でも「白参」より「紅参」の方がサポニン含有量が多いのはなぜ?
先日から高麗人参のことを書き綴って参りましたが、今日はその高麗人参にひと手間加えた「紅参」という生薬をご紹介します。 高麗人参は地中の栄養分を余すところなく吸い取りサポニンを蓄えます。このサポニンですが、同じ高麗人参でも皮つきのもの、そう... -
漢方薬の生薬と腸内細菌の関係性を3つの視点から考察してみた!
ここまで漢方薬と腸内細菌のつながりを何回にもわたって見てきましたが、今日はちょっと整理してみたいと思います。整理するにあたり、3つの視点で見て行こうかと思います。(東邦大学医学部 田中耕一郎先生の文献がとてもまとまっていましたので、参考文... -
<漢方薬>高麗人参よりサポニン量が多く貴重な生薬「三七人参」とは?
今日は高麗人参と同じウコギ科の多年草の三七人参を取り上げます。三七とも田七人参とも呼ばれ、その由来は植えてから収穫までに3~7年かかると言う説もございます。 中医学(東洋医学)では、高麗人参が簡単に言うと気の巡りを良くする補気類の効能があっ... -
<漢方薬>高麗人参の成分(ジンセノサイド)を消化吸収するために低分子化して腸内細菌のエサにするとな!?
昨日まで高麗人参を見てきましたが、今日は昨日の続きですが、高麗人参に含まれる成分、ジンセノサイドという配糖体を腸内細菌がエサにしてくれないと代謝されないと言うところで昨日は終わっていました。 実に日本人の70%が十分に高麗人参を有効に利用... -
高麗人参に含まれるジンセノサイドと言う成分が、どうやら腸内細菌のエサになり代謝物が生み出されているようです
今日の画像は、高麗人参(オタネニンジン)の実です。 よって、今日も高麗人参についてですが、今日は高麗人参の成分や腸内細菌との関連性について触れていきたいと思います。 高麗人参の成分としては、ジンセノサイド(Ginsenoside、ギンセノシド)なので...