<大腸がん>腸重積を解除するのが非常に厄介だったようです・・・
今日は昨日の続きになります。私の母が大腸がんの診断を受け、その後の経緯についてのお話しを続けたいと思います。
7月31日に念のためPET検査を受けました。PET検査は人間ドックで行うとかなりの診断料(15万くらい?)を請求されますが、がんの確定診断のためですと保険診療なのです。
これは余談でしたが、そのPET検査を終えて医師の診断を受けました。CT検査の画像を見ながら、がんが意外に大きいことを告げられました。内視鏡検査の時は1.5センチのはずが、かなり大きいとのこと、どこでどう間違ったのか!?そうこうしていると、何やら先生が「う~ん、これ、もしかして腸重積かもしれない」と・・・・。
腸重積とは腸管が重なってしまい腸閉塞を起こしている状態です。直腸脱を起こしていて肛門から1cmくらい腸が出ていたのですが、それが出たり入ったり繰り返し、腸重積を起こしていたのです。
乳幼児にはよくある症状ですが、大人には珍しいケースなのですが、腫瘍の部分が腸重積おこすことがあるとのこと。緊急手術するか、内視鏡で水や空気(水素ガス?)を噴射して重なっている部分を剥がすことができればと、一度チャレンジしてみますと言うことでやっていただきました。
すると上手くほどけたようで、看護師さんが「元に戻りましたよ!」と嬉しそうにおっしゃってくださいました。
後で、母に聞くと、これまでの人生で一番痛かったとのこと。よく耐えられたものです。
その日に緊急入院して、8月9日に手術日が決まりました。手術日が決まると、事前に担当医師や麻酔科医の説明があります。
高齢でもあり、下血により貧血状態でもありました。そして、心臓弁膜症があり全身麻酔はかなり心臓に負担をかけるとのこと、腹腔鏡手術の方が開腹手術よりも時間を要するのでその負荷は大きいと、でも、予後は腹腔鏡は早い回復が見込めるので、天秤にかけると腹腔鏡が適切という診断でした。
もう医師に任せるしかありませんので、承諾書にサイン致しました。
そして、いよいよ手術の日を迎えました。
この続きは明後日、書きたいと思います。明日は、「腸内細菌の世界へようこそ!」の第6話のご紹介になります!
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