「たんぱく質が胃、十二指腸、小腸で消化酵素により分解され、最終的にはトリペプチド、ジペプチド、アミノ酸と言う形で吸収される!」と、言うお話しです!!

今日は、コラーゲンの最小ユニットと言われている「トリペプチド」を見て行きます。
トリペプチドは3つのアミノ酸がつながっているものですが、その結合をペプチド結合と言います。つながり方としては、片方のアミノ酸のカルボキシル基(-COOH)ともう片方のアミノ酸のアミノ基(-NH2)が脱水して縮合し「-CONH-」がペプチド結合です。
ペプチドが組み込んでいるアミノ酸は「残基」と言います。これが2個のものが「ジペプチド」、3個のものが「トリペプチド」ということになります。
画像はたんぱく質の分解の様子を人体の胃、十二指腸、小腸での酵素により変化していく様子を表したものです。最終的にはトリペプチド、ジペプチド、そしてアミノ酸へと分解され吸収されることを示しています。
ちなみに残基が10個以下を「オリゴぺプチド」、多くのつながりと言う意味ではポリペプチドと呼ばれます。
ただ50個以上つながったものはたんぱく質としても認識されますが、残基が36個~43個のものが「アミロイドβ」、残基51個ものが「インスリン」で、これらは長いペプチドと呼ばれます。
ペプチドは短いアミノ酸鎖で、ポリペプチドは長いアミノ酸鎖です。
たんぱく質は2本以上のポリペプチド鎖から作られています。ポリペプチドとたんぱく質との主な違いは、ポリペプチドの方がたんぱく質よりも分子量が小さいことがあげられます。
構造体で言うと、ポリペプチドはアミノ酸からなる長い非分岐鎖であるのに対し、タンパク質は多数のアミノ酸からなる複雑な構造体をしています。
たんぱく質を摂取すれば、いずれはトリペプチドやジペプチド、そしてアミノ酸として吸収されるお話しを、少し回り道をしながら説明して参りました。
すっぽんのコラーゲンを食べると美肌になるのか?と言うお話しですが、どうやら翌日にお肌がスベスベ、ツヤツヤはまんざら嘘ではなかったと言うことになりそうですね!
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