「心臓の細胞は一生入れ替わらない」は過去の常識?最新研究が示す真実

以前のコラムで魚は年を経るごとにずっと成長し大きくなっていくのに、人は30歳までは成長し、それ以降は細胞数が減っていくと言うお話しをしました。

今日はこの人の細胞についてもう少し詳しく見て行こうと思います。

30歳を過ぎると1日に10億ずつ細胞の数が減っていきます。この減ると言うのは、細胞は常に入れ替わっていることも同時に示していますが、人の体には一生涯細胞が入れ替わらないと言われている細胞があります。

よく通説として言われるのが、ここまでずっと触れてきた脳細胞と心臓の心筋細胞です。

私もこの通説が頭にあり、そういえば、「心臓に癌が出来ないのは心臓の細胞が入れ替わらないからだ!」と言うのを信じていました。

癌が出来る出来ないの話しはここでは触れませんが、心臓の細胞がまったく入れ替わらないと言うのは、過去の通説で、最近の研究では新たな説が有力視されています。

心臓の細胞は正しくは非常にゆっくり入れ替わるが正解です。

以前は全く再生しないと思われていましたが、最新の研究(核実験時代の大気中炭素14を利用した年代測定など)により、非常にゆっくりと入れ替わっていることが判明しています。

また、年齢とともに低下し、20代では年間約1%が入れ替わりますが、70代になると年間約0.4%程度まで低下します。

これらを年代別に一生涯で計算すると、心臓の細胞の約半分は入れ替わりますが、残りの半分は生まれた時のままと言うことになります。ただ、他の臓器が数か単位などで入れ替わるのに比べれば圧倒的に長寿命であることは確かです。

では、脳細胞はどうでしょうか?

こちらは、一生涯変化のない箇所も存在すると言ういい方が正しいかと思います。

例えば、思考や記憶を司る大脳皮質などは生まれてからずっと同じ細胞が働き続けます。やはり思考や記憶を司る部分は同じ細胞でないとそのデータが引き継げないのでしょうか。

しかし、入れ替わる脳細胞も存在します。海馬や嗅球については、大人になっても新しい細胞が新生(神経新生)されます。

海馬は記憶に関わるところ、嗅球は匂いに関わるところですが、海馬は記憶に関わりますが新生するんですね。

ただそれは一部分で、99%の脳細胞は入れ替わらないと言われています。

そして、人の体の中には、一生涯入れ替わらない細胞が存在します。明日詳しく見て行こうと思います。

ちなみに、今日の画像はGemini3のNano Banana Proに生成してもらいました。古い定説は心臓が再生しないものを表していますが、ちょっと極端な表現ですね!?ちょっと怖い画像になってしまいました。

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