『えのきたけ』には、心身をリラックスさせストレスを解消してくれる‟GABA”が豊富に含まれています!
‟体にとって必要なものとは何か?”を食から探求するシリーズのきのこ編です。今日は画像の『えのきたけ』です。
ここまでいくつかのキノコ編をお送りしてきましたが、今日の「えのきたけ」は、これまでの中で一番栄養素の少なそうな、あまり美味しくなさそうな、そんな‟きのこ”です。
美味しくなさそうなは、あくまでも主観ですが、意外に栄養素は豊富に含まれています。
まずは、ビタミンB1の含有量はきのこの中でもトップクラスで、疲労回復に効果があります。夕食でいただくと1日の疲れが取れ、安眠に導かれるのですが、この安眠は、GABAというアミノ酸の一種による効果でもあります。
すなわち、えのきたけにはGABAが豊富に含まれているんですね。
GABAとは‟Gamma Amino Butyric Acid”の頭文字で、日本語では「γ-アミノ酪酸」と言い、タンパク質の素にはならない非タンパク質性アミノ酸です。水に溶けやすく腸管から吸収されやすい特徴があります。
GABAは、副交感神経を活発にする神経伝達物質であるため、交感神経が活発化した状態の興奮状態とは反対で、副交感神経が活発化するリラックス状態を保てるということになります。
リラックスを保ちストレス解消となると、GABAには計り知れない効果があるのですが、GABAを多く含むえのきたけを食べることで、こんな効果が得られるとは、ちょっと驚きです。
人は見かけによらぬもの!とは良く言いますが、きのこも見かけによらないですね。
その他の栄養素としては、食物繊維(100g中3.9g)が豊富なのと鉄分(100g中1.1㎎)の含有量が多いです。
今日取り上げましたGABAに関しては、後日また、その効果効能について書きたいと思います。
コメント