【PET検査の真実】超高額な検査料の理由は「寿命が短すぎる薬」にあった

今日はいよいよPET検査の疑問点である、どうしてPET検査の検査料はこんなに高いのか?についてお伝え出来ればと思います。
人間ドックのオプションで組み込まれているPET検査ですが、高額な検査料には驚かされます。だいたい、10万円~15万円が相場ではないでしょうか?
確かにそれだけの検査料を払ってでも全身の癌が一発で見つかるなら、決して高い買い物ではないかもです。しかし、ただでさえ高額な人間ドックに加えてこの金額ですから、1回の人間ドックで20万~30万くらいは必要となると、ちょっとやそっとでは人間ドックにも行けないですよね。
では、なぜここまで検査料が高額に跳ね上がるのでしょうか?
その理由は薬(FDG)の「寿命」が極端に短いのです。
薬の寿命って何?って思いますよね。昨日放射線の半減期の話しをしたと思いますが、PET検査に使うFDGという薬は、作られた瞬間から放射線を出し始め、わずか110分で成分が半分(半減期)になり、数時間でただのブドウ糖入りの水になってしまいます。
つまり、「工場で大量生産して全国の病院に長期間ストックしておく」ということが物理的に不可能な薬なのです。
では、各病院ではどう対処しているか?ですが、病院の敷地内や近隣に「サイクロトロン」という数億円もする小型の粒子加速器、すなわち、薬を作るための巨大な機械を設置し、その日の検査の直前に、患者さんの人数分だけオーダーメイドで薬を作っているのです。この莫大な設備投資と手間のコストが検査費用に直結していると言うわけです。
ただ、私の母が大腸がん疑いの時に、このPET検査の話しはコラムでさせていただきましたが、これほど高額な検査のPET検査ですが、条件を満たせば「健康保険」が適用されます。
どういう場合かと申しますと、他の検査(CTやMRIなど)で癌の疑いがあるが確定できない場合や、すでに癌と診断されていて転移や再発を調べる場合です。保険適用ですと、だいたい3割負担であれば3万円まで、1割負担ですと1万円までで検査を受けることができます。
人間ドックなどの詳しい検査は、お住まいの市町村で費用負担してくれる制度もあるケースもありますので、調べてみられると良いかと思います。
日々健康に過ごすことが、医療費にお金をかけないもっとも最適な方法ですし、定期的な健康チェックは必要だと思います。
病気になる前に予防する、未病の考え方は中医学(東洋医学)の基本ですし、日々の食事や腸活で細胞の土台を作り免疫力をアップさせながら、こうした現代医療のツールを賢く使いこなしていくことが、これからの時代を生き抜くことが必要だと私は考えています。

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