お肉も食べ方によっては健康長寿を産み出す栄養豊富な食材です!

昨日のコラムでは魚介類の食べ方により健康長寿に与える影響について見ていきましたが、今日は魚介類と同じくたんぱく質が摂取できる肉類について見て行こうと思います。
肉類の摂取についてはこれまでのコラムでも、食べるべきか食べないべきかを、お肉論争!?と称して、何度も取り上げてきました。
栄養分豊富なお肉ですが、腸内細菌にとっては脂分が影響し悪玉菌が増える要因になるため、食べない方がいいと言う結論になります。
ただ、腸内細菌に影響を与えない調理法で摂取するなら、お肉の摂取が推奨されてもいいはずです。
このあたりは、どのように捉えたら良いのでしょうか?
家森幸男先生の著書には、お肉は良質なたんぱく質ではあるが、やはり動物性脂肪も多く含み、普通に食べるとコレステロールや中性脂肪の摂取量は多くなり問題だとされています。
腸内細菌のことは触れられてはいませんが、前述通り腸内細菌叢にとってもよくありません。
では逆に長寿地域の賢いお肉の食べ方を見れば、お肉を摂取しても問題ないのではと思われます。賢い食べ方とは、ボイルすることで余分な脂分を取り除いて、良質なたんぱく質だけを摂取することになります。
賢くない地域の食べ方が例にあがっているのですが、ブラジルの「シュラスコ」と言う料理が、岩塩を大きな肉にはたきつけて食べたり、カザフ族では羊の肉と塩茶やバター茶とともに摂取する習慣があると言います。これらの地域は心臓病が多く短命だと言われます。
「脂と塩」の悪魔の短命コンビを日常的に摂取している地域なんですね。
最適なお肉の召し上がり方としては、ボイルして脂分を落とし、塩分を加えずに、野菜や果物も同時に豊富に摂ることで食物繊維を意識しコレステロールを下げる。また食物繊維は最終的に腸内細菌を活性化しますから、お肉とともに常に摂取したい栄養素です。
お肉が長寿には向いていないではなく、食べ方なんですね!
画像は冷しゃぶサラダです!ボイルした豚肉に食物繊維が摂れるサラダとともにお召し上がりください。

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