なぜMRI検査で金属はNGなのか? 命と診断を守る4つの重要な理由

今日のコラムは昨日の続きになります。昨日はMRI検査が金属がNGと言うところでお話しを終えていました。今日はなぜNGなのかを4つの要因に分けてお伝えしようと思います。

まず1つ目が、強力な磁石による引き寄せる力で、思わぬハプニングが発生するリスクがあることです。

MRIの装置(トンネル型の部分)の中には、常に超強力な磁石が入っています。その磁力は、ピップエレキバンなどの一般的な磁石の数万倍とも言われます。

この強力な磁場に、例えば、ヘアピンや鍵、ハサミなどの金属類をMRI検査室に持ち込むとどうなるか?予想するだけでも怖いですが、装置の中心に向かって瞬間的に飛んで参ります。こういうのを「ミサイル効果」と呼ぶようですが、そんなミサイルを撃ち込まれても困りますよね。

2つ目は、電波(高周波)による「発熱・やけど」の危険が常に起こる状態にあります。

MRIは磁石だけでなく、FMラジオのような「電波」を体に当てて体内からの信号を読み取ります。金属にこの電波が当たると、「電磁誘導」という現象が起きて電流が走り、金属そのものが発熱します。

例えば、私も調べていて気付いたことなのですが、ヒートテックなどの保温下着にもその繊維に金属(チタンなど)が編み込まれていることがあり、やけどの原因になるようです。気を付けないといけませんね。

カラーコンタクトレンズやマスカラ、アイシャドウなどの化粧品には、微量の金属(酸化鉄など)が含まれていることが多く、目の周りで発熱する危険があります。また、湿布やニトロペン(狭心症の薬)のテープで裏地にアルミ箔が使われているものがあり、貼ったまま検査をするとその部分がやけどをしてしまうことがあるようです。

3つ目は、金属があると磁場が乱れ、画像が真っ黒に抜け落ちたり、歪んだりすることがあります。歯のインプラント、銀歯、過去の手術で体内に残っている金属クリップなどには気をつける必要があります。

そして最後の4つ目が、強力な磁気と電波が精密な電子機器を狂わせてしまうことです。

心臓ペースメーカーや人工内耳などを体内に埋め込んでいる場合、磁場で機器が止まってしまったり、プログラムが狂ってしまったりする致命的な事故につながります。最近はMRI対応のペースメーカもあるようですが、いずれにしても精密機器に反応することは覚えておく必要があります。

明日は、いよいよ、造影剤をなぜ体内に入れる必要があるのかを見て行きます!

今日の画像はGeminiにコラムを読み込ませ作ったものです。だいたい正確に画像にしてくれました。最初は英語表記でしたが、日本語に変えました。

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